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日本代表

「最悪の最終予選スタート」黒星発進の日本を各国メディアが酷評…森保監督には「恥」と最低採点

THE DIGEST編集部

2021.09.03

前線で起点になれなかった大迫。日本代表の攻撃は終始かみ合わなかった。(C)Getty Images

前線で起点になれなかった大迫。日本代表の攻撃は終始かみ合わなかった。(C)Getty Images

 9月2日、カタール・ワールドカップ・アジア最終予選が行なわれ、日本代表はオマーン代表に0-1で敗れ、厳しいスタートを切ることとなった。

 雨のパナソニックスタジアム吹田での一戦、これまで12回対戦して一度も負けたことのない(9勝3分け)相手を攻めあぐねた日本は、前半に長友佑都が相手のクロスに対してハンドを犯したとしてPKを宣告されるも、VARに救われる。後半に入っても流れは大きく変えることはできず、選手交代も奏功しないまま迎えた88分、左サイドからのクロスをイッサム・アル・サビに合わせられて痛恨の失点を喫してしまった。

 大事なW杯予選の初戦で初勝利を挙げたアウェーチームは、クロアチア人監督のブランコ・イバンコビッチが「我々にとっては歴史的な勝利。誠心誠意を尽くした結果だ。将来にもつながる大きな勝利だった。我々の狙い通り、勝利に値するゲームをしたと思う。これは次にもつながる素晴らしいパフォーマンスだ」と喜びを露にし、この1か月間の合宿が実を結んだこと、オマーンでは珍しい雨という厳しいコンディションを克服しての勝利だったことなどを強調した。
 
 オマーンのメディアも、79位の自国代表チームがアジア最上位の日本(24位)を下したことを大々的に取り上げ、首都マスカットの新聞社『Al-Shabiba』は「現実的に試合に臨んだ我が代表チームは、多くのチャンスを掴んだ末に、アル・サビの鮮やかなゴールによって素晴らしい歴史的な勝利を収めた」と報じ、また「最も賢い天文学者でさえ予想できないような勝利が達成された」とも綴り、偉業を成し遂げたイバンコビッチ監督や選手を称賛した。

 アジア・サッカー連盟(AFC)も「オマーンが日本を唖然とさせる」と報じ、この中東の国を“主役”として取り上げるとともに、歴史的な敗北を喫した日本のプレーについては「説得力がない」「バラバラ」といったネガティブな言葉が並んだ。

 他の海外メディアも、驚きを持ってこの結果を伝え、フランスの『L’EQUIPE』は「ニームの植田直通、元マルセイユの酒井宏樹、長友佑都を擁した日本のパフォーマンスは貧弱であり、最後に“亀裂”が生じた」、ドイツの『sport.de』は「意外な敗北。遠藤航、鎌田大地、原口元気らブンデスリーガのプロ選手3名がスタメンに名を連ねたホームチームは、失望とともに最終予選をスタートさせた」と、それぞれ綴った。
 

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