専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
日本代表

「はるかに優れていた」中国に完勝の森保ジャパンに海外メディアは高評価!一方で問題点の指摘も「得点差はわずかだ」

THE DIGEST編集部

2021.09.08

エース大迫の一撃で今予選初勝利を飾った日本。そのパフォーマンスを海外メディアはどう見たのか? (C)Getty Images

エース大迫の一撃で今予選初勝利を飾った日本。そのパフォーマンスを海外メディアはどう見たのか? (C)Getty Images

 現地時間9月7日にカタールで行なわれたワールドカップ・アジア最終予選で、日本代表は中国代表を1-0で撃破。今ラウンドの初勝利を飾った。
【動画】半端ないゴラッソ炸裂! 大迫勇也の先制ゴールシーンはこちら

 中国のホームゲームながら、コロナ禍の影響でカタール・ドーハのハリファ・インターナショナル・スタジアムで行なわれた一戦、5日前にオマーンに敗れて危機感を抱いた日本は久保建英、古橋享梧らを先発起用。序盤から主導権を握り、39分には右サイドを突破した伊東純也のクロスを大迫勇也がダイレクトで合わせて先制点を奪った。

 防戦一方だった中国がやや持ち直した後半、日本は効果的なカウンターを見せたものの、次の1点は奪えないまま試合終了。7割のボールポゼッションを誇り、シュート数では18対3と中国を圧倒した一方で、枠内シュートはわずかに3本と、最後の崩しの部分とフィニッシュに課題を残した。

 アジア・サッカー連盟(AFC)は公式サイトで「日本が中国を破って立ち直る」と題した記事のなかで、「後半に中国が幾らか改善されたにもかかわらず、日本にはほとんど脅威はなかった。大迫の1ゴールにより、期待外れのパフォーマンスに終わったオマーン戦の後、森保一監督にかかっていたプレッシャーが幾らか解消された」と記述。また、特筆すべき選手として久保を挙げ、「彼の創造性が日本の攻撃を新たな次元に導いた」と称賛した。
 
 この一戦を報じた各国のメディアは、日本が中国を押し込んだにもかかわらず1得点に終わった内容に言及。米紙『The Washington Post』が「中国相手に“快勝”を収めた日本だが、ゴールはなかなか奪えなかった。大迫のハーフタイム直前のシュートが中国を2連敗に追い込み、2度目の本大会出場から遠ざけた」と記せば、スポーツ専門サイト『VAVEL』のメキシコ版は「日本は中国よりはるかに優れた試合を見せた後、わずかな得点差で勝利を掴んだ。中国は快適な時間を過ごすことはできなかった」と報じた。

 英国スコットランドの日刊紙『Glasgow Times』は50分に負傷交代を余儀なくされた古橋に注目。次のように不安を記した。

「セルティックのエースは、誰かと競り合ったわけでもないのに、ピッチに座り込んでしまった。足を引きずりながら原口元気と交代した彼は、右膝を抱えているようだった。アンジェ・ポステコグルー監督率いるチームに戻る26歳の日本人には、多くの仕事が待っている。今週末の国内リーグ(ロス・カウンティー戦)の後、木曜日にはヨーロッパリーグのベティス戦が控えているのだ」
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号