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海外サッカー

「彼はやっぱり別格だ」敵将も脱帽のC・ロナウド。英メディアは“英雄の帰還”に賛辞「懐疑論を一掃した」

THE DIGEST編集部

2021.09.12

圧倒的なカリスマ性を発揮したC・ロナウド。燦然とした輝きを放ったカリスマにメディアや敵も称えるしかなかった。(C)Getty Images

圧倒的なカリスマ性を発揮したC・ロナウド。燦然とした輝きを放ったカリスマにメディアや敵も称えるしかなかった。(C)Getty Images

 まさに千両役者と呼ぶにふさわしい活躍だった。

 現地時間9月11日に行なわれたニューカッスル・ユナイテッドとのプレミアリーグ第4節で、マンチェスター・ユナイテッドのクリスチアーノ・ロナウドが貫禄の2ゴールをマークした。

 およそ12年ぶりに古巣の本拠地に舞い戻った大スターは、やはり“持っていた”。前半アディショナルタイムにメイソン・グリーンウッドのシュートを相手GKフレディ・ウッドマンがファンブル。こぼれ球にいち早く反応したC・ロナウドは、右足で難なく押し込み、レッドデビルズでは実に12年124日ぶりの復帰弾を決めた。

 大観衆の視線をくぎ付けにしたナンバー7は、同点に追いつかれた直後の62分にふたたびやってのける。ルーク・ショーからのパスをゴール左で受けると、一気にペナルティエリア内に侵入。最後はGKウッドマンの股下を射抜く鮮烈なシュートで、勝ち越し点を奪ってみせたのである。

 C・ロナウドの期待通りの活躍ぶりが光る一戦は、結局マンチェスター・Uが4-1で快勝。チームも暫定首位に浮上した。
 
 レッドデビルズに舞い戻ったメガクラッキの活躍には、元マンチェスター・U戦士の敵将も脱帽するしかなかった。ニューカッスルを率いるスティーブ・ブルースは、英衛星放送『Sky Sports』のフラッシュインタビューで、「つまらないゴールを与えてしまったことに失望している」と自軍を酷評したうえで、C・ロナウドへの賛辞を口にした。

「1点目のシーンに得点を奪うための彼の本能を見た。我々のディフェンダーには追えなかったが、彼にはあのボールが追えて、押し込むだけだった。あれが試合のすべてを変えた。もしも、天才的かつスーパースターがいるとすれば、それはC・ロナウドのことだ。我々は今日、その場面をふたたび目撃した。彼はやっぱり別格だ」

 無論、英メディアはこぞってC・ロナウドの出色のパフォーマンスをクローズアップ。スポーツ専門ラジオ局『talkSPORT』は、「帰ってきた英雄」と銘打った記事で、こう論じた。

「今のクリスチアーノ・ロナウドはマンチェスター・Uで活躍できるのか。それはあまりにばかげた質問だった。再デビュー戦となったニューカッスルとの試合で、彼は自身が知る唯一の方法(ゴールを決める)で、周囲の懐疑論を一掃した」

 たった1試合で12年のブランクを埋めたC・ロナウド。9年ぶりのプレミアリーグ戴冠を目指すチームに、頼もしいエースが帰ってきた。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】マンUファンが熱狂! C・ロナウドの再デビュー弾はこちら
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