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日本代表

マドリー戦での久保建英に現地紙は最低評価…韓国メディアはイ・ガンインとの比較も

THE DIGEST編集部

2021.09.23

惨敗したマドリー戦では、久保も真価を発揮できなかった。(C)Getty Images

惨敗したマドリー戦では、久保も真価を発揮できなかった。(C)Getty Images

 現地時間9月22日、ラ・リーガ第6節が行なわれ、マジョルカはレアル・マドリーに1-6の大敗を喫した。

 ここまで2勝2分け1敗と、昇格組としては大健闘してきたマジョルカだが、無敗(4勝1分け)で首位を走るマドリーとは明確な実力差があり、立ち上がりから守勢を強いられ、開始3分のミスをカリム・ベンゼマに突かれて早くも失点。24分に古巣対決となったマルコス・アセンシオの追加点を許した直後、イ・ガンインの見事なドリブルシュートで1点を返したが、55分までにアセンシオにハットトリックを達成され、さらにベンゼマ、イスコにもゴールネットを揺らされた。

 シュート数では互角ながらも、試合内容には大きな差があった一戦、久保建英は2列目左サイドで5試合連続の先発出場を果たしたが、2点ビハインドの中でハーフタイムに交代。ルイス・ガルシア・プラサ監督はこれについて、「ロッカールームに帰って来た時、彼は膝に痛みを抱えていると言ってきた。私は彼に、前半で代えるつもりでいたことを伝えた。彼も先週土曜日(前節ビジャレアル戦)にプレーした選手のひとりだからだ」と明かした。

 なお、「我々は酷い試合をした。過ちを認めなければならない」と自チームを厳しく評した指揮官は、久保に対する評価を聞かれて、「他の選手と同じだ」と回答。現地メディアも同様で、マドリードのスポーツ紙『AS』は「久保とFWラーゴ・ジュニオールには同点とするチャンスがあった」と綴り、採点は3点満点中の「1」、『MARCA』もイ・ガンインを除くほぼ全て(採点なしの選手も多々)の選手同様に「1」を与えた。
 
 所有元クラブ相手のカードでは5度目のプレー(先発出場は2度目)となる20歳の日本人選手に関しては他に、スポーツ専門チャンネル『ESPN』は「前半、マドリーの守備がやや物足りない状況の中で、マジョルカはクボやイ・ガンインのような才能溢れる選手らによる魅力のある攻撃を見せたが、決定的なチャンスはあまり作り出せなかった」とネガティブに綴っている。

 対して、マドリーの専門メディア『Defensa Central』は「クボがサンチャゴ・ベルナベウで45分間、天才的なプレーを見せた」と報じ、「速く、電撃的で、正確、そして優れたテクニックを持つ選手は、対面したミゲル・グティエレスに試練を与え続けた。一方でヴィニシウス・ジュニオールへの守備の対応に追われ、前半で交代となったものの、彼は45分間で良い印象を与えた。この日本人選手は天才的な選手として開花することを目指しており、マドリーはそれに疑いを抱くことはない。彼に必要なのは時間だけだ」と賛辞を贈った。

 韓国の専門メディア『InterFootball』は、イ・ガンインが初スタメンを飾った試合でゴールという結果を残したことを伝えるとともに、「クボが(ピッチを)出て、イ・ガンインが残った理由」と題した記事で、前者がシュートを2本放った以外には「何のチャンスも創出しなかった」のに対し、後者は87%のパス成功率を誇り、キーパス5本、ドリブル成功2本、枠内シュート2本を記録し、「正確なパスを基に攻撃の起点としての役割を果たした」と綴っている。

構成●THE DIGEST編集部

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