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海外サッカー

“不当な敗北”を喫したバレンシア戦。現地メディアは久保建英を軒並み称賛!「圧倒的に最高の選手だった」

THE DIGEST編集部

2022.02.28

チーム最多の5本のシュートを放った久保。無得点に終わったものの、積極的なプレーに多くのメディアから称賛の声が相次いだ。(C)Getty Images

チーム最多の5本のシュートを放った久保。無得点に終わったものの、積極的なプレーに多くのメディアから称賛の声が相次いだ。(C)Getty Images

 現地時間2月25日、ラ・リーガ第26節が行なわれ、マジョルカは0-1でバレンシアに敗れ、リーグ2連敗を喫した。

 直近5試合で未勝利(2分け3敗)と不調のバレンシアをホームに迎えたマジョルカは、開始4分でガブリエウ・パウリスタの約30メートルの鮮やかなミドルを浴びて先制を許してしまう。

 しかし、その後は効果的な攻撃を何度も仕掛けてチャンスを量産。7割近いボールポゼッションを誇り、シュートも相手の3倍近い23本を放ったが、加入以来好調のFWヴェダト・ムリチが不発に終わるなど、最後までゴールを奪えずに終わるという、非常にもったいない、そして残留争いにおいては痛恨の90分間となった。

 試合中に激しい抗議で退場処分を受けたルイス・ガルシア・プラサ監督が内容に比例しない結果を「不公平な敗北」と表現し、「ゴールを決めた者が勝ち、その意味で我々は正しいことをしていなかった」と得点力不足を嘆いた一戦。そのなかで際立ったパフォーマンスを見せたのが、6試合連続先発出場で序盤から正確で効果的なプレーを次々に見せ、相手ゴールに迫った久保建英だった。
 
 チーム最多の5本のシュートを放ち、5度のドリブルを成功させ、両チーム最多の5本のキーパス(味方のシュートに繋がるパス)を記録したほか、相手守備陣を翻弄する幅広い動き、守備での見事なボールカットと速攻の発動など、攻撃の司令塔として90分間機能し続けた。

 明らかな違いとなった20歳についてはL・ガルシア監督も、「チーム同様、良いプレーを見せた。何度も相手の守備を崩したり、突破口を切り拓いたりと、ゴールを挙げるためのプレーが数回見られた。それは活かされなかったが……」とポジティブに評している。

 現地メディアの評価も軒並み高く、マドリードのスポーツ紙『MARCA』はライブ速報内で久保のチャンスメイクについて「素晴らしいアシスト」などの賛辞を贈ったが、多くのファウルを受けた点にも言及し、「クボはバレンシアが犯した21回のファウルのうちの(被害者として)かなりの割合を占めた」とも記している。
 
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