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海外サッカー

クラブ最多得点を挙げる奥川雅也の移籍決定的!? 独メディアは2部降格で「ビーレフェルトに背を向ける」と退団の可能性を示唆

THE DIGEST編集部

2022.05.13

ビーレフェルトで目覚ましい活躍を見せている奥川。2部に降格した場合、新天地を求める可能性が高いようだ。(C)Getty Images

ビーレフェルトで目覚ましい活躍を見せている奥川。2部に降格した場合、新天地を求める可能性が高いようだ。(C)Getty Images

 ドイツのブンデスリーガがシーズン最終盤を迎えている。各チームとも今週末に行なわれる最終節を残すのみとなった。すでに絶対王者バイエルンが10連覇を達成しているほか、注目の得点王ランクもロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)が34得点と独走状態。こちらもほぼ確定と言えるだろう。

【動画】現地アナが「メッシ並み」と称賛! 奥川雅也の4試合連続ゴールをチェック

 そして日本人ファンにとっても大きな関心事と言えるのが残留争いの行方だ。奥川雅也が所属のアルミニア・ビーレフェルトは勝点27で2部降格圏内の17位に位置しているが、16位のシュツットガルト(勝点30)には最終節でも勝っても勝点では上回れない。さらに得失点差も「7」と離されているため、残留の可能性は限りなくゼロに等しい。

 そんなチームにあって奥川は気を吐いた。4試合連続を含むチームトップの8得点を挙げ、一躍ブレイク。ドイツ国内でも攻撃的センスが大きな注目を集めるなど存在感を放ったシーズンとなった。

 ここ10試合未勝利が続いたこともあり、2部降格が決定的と苦しい状況を迎えているビーレフェルトにおいて、ドイツ・メディアが関心を寄せているのは、日本人MFの去就だ。欧州の移籍情報を取り扱う専門サイト『Transfermarkt』は、「チームが降格となった場合、オクガワは他クラブへの移籍が可能になる」と報じている。

 同メディアの記事内では「ブンデスリーガから降格した場合、2024年までの契約には退団条項が適用され、適切なオファーがあれば退団することが可能」と断言。さらにドイツ国内で伝えられている情報として、「わずか1シーズンでアルミニア・ビーレフェルトに背を向ける可能性が出てきた」と述べている。

 また同メディアは「設定された金額は500万ユーロ、26歳の現在の市場価値に相当する。オクガワは、ビーレフェルト移籍後、納得のいくパフォーマンスで現在の市場価値を倍増させた。チームトップの得点力を誇る攻撃的MFは、シーズン中に1試合しか欠場していない」と、今季のプレーぶりを評している。
 
 加えて「オクガワに興味を持つ人がいれば、かなりの移籍金を手にすることができるだろう」というクラブ関係者の声も紹介。「クラブが降格した場合、また過去2年間のパンデミックによる財務上の損失を考慮し、ブンデスリーガ2部での再建のための資金となる」と、移籍金の具体的な用途についても言及している。

 ブンデス初挑戦で確かな評価を得た奥川。最終節の結果によるものの、1年で大きな自信を掴んだ26歳は、今夏に新天地を求めることになりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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