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日本代表

レバンドフスキの強引な退団表明はハーランド獲りに敗れた「バイエルンの魂胆」が原因!? 現地メディアやチームメイトも円満解決を望む

THE DIGEST編集部

2022.06.01

バイエルン在籍8シーズンで6度の得点王に輝いたレバンドフスキ。(C) Getty Images

バイエルン在籍8シーズンで6度の得点王に輝いたレバンドフスキ。(C) Getty Images

 ポーランド代表FWのロベルト・レバンドフスキが、所属するバイエルンからの退団希望を表明した。
 
 UEFAネーションズリーグに向けての記者会見で、33歳のストライカーは「バイエルンでの、僕の時間は終わった。これ以上、互いに良い関係を継続していくことは想像できない。彼らが、それが可能だというだけの理由で、私をチームに残そうとしないことを願っている。移籍こそが、関係者全員にとって最良の手段だ」と語っている。

 2014年夏にドルトムントからバイエルンに加入して以降、8シーズンで6度のリーグ得点王に輝き、在籍2年目からは毎シーズン、公式戦40得点超えを果たし(今季は50得点に到達)、2020-21シーズンにはレジェンドであるゲルト・ミュラーを抜くリーグ41得点を記録した歴史的なストライカーは、2023年までの契約を残しているが、すでにバルセロナと個人合意に達しているともいわれる。

 公の場での声明という行為に対し、バイエルンのかつての闘将&守護神であり、現在はクラブCEOを務めるオリバー・カーンは、「ロベルトがこのような手段を選んだ理由が分からない。公の場でのこのような発言は、彼に何ももたらさない。ロベルトはこのクラブで、2度も世界一の選手になった。彼はバイエルンで得たものを思い出すべきだ。感謝は一方通行ではないのだ。感謝は一方通行ではない」と、レバンドフスキの行動に苦言を呈した。

 8シーズンで375試合に出場して歴代2位の344ゴールを挙げ、在籍全シーズンでのリーグ優勝の他、チャンピオンズ・リーグ優勝にも大貢献し、バイエルンの歴史にその名を刻んだ偉大なストライカーの強引とも言える訣別宣言については、先日、彼の代理人であるピニ・ザハビ氏が、その理由を明かしている。

「レバンドフスキにとって、バイエルンはすでに歴史だ。バイエルンから、彼に契約更新のオファーはなかった。彼は8年在籍したクラブを去りたがっている。34歳で自身の夢を実現させたいと考えており、この夏でのバイエルンの退団を望んでいる」
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