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日本代表

“アジアの虎”を打ちのめしたブラジル。61歳の智将は森保ジャパンに本番モード!「日本も分析し、戦略を練る」

THE DIGEST編集部

2022.06.03

余裕を感じさせる大勝劇を見せつけたブラジル。しかし、彼らに油断する素振りはない。(C)Getty Images

余裕を感じさせる大勝劇を見せつけたブラジル。しかし、彼らに油断する素振りはない。(C)Getty Images

 ネイマールらを擁したスター軍団は、“アジアの虎”に容赦なく実力を見せつけた。現地時間6月2日にソウルで行なわれた韓国戦にブラジルは5-1で大勝した。

「かなり難しい試合で、世界の壁を感じた」とは、韓国の主将を務めたソン・フンミンの試合後の言葉だ。点差以上の明白な差を見せつけたセレソンは、31分にファン・ウィジョの得点で1失点こそ喫したが、攻守にバランスの取れた成熟したサッカーを発揮したのである。

 とはいえ、指揮官に浮かれる素振りは一切見られなかった。2016年からブラジル代表を率いているチッチは、試合後の会見で次のように語った。

「韓国には2018年のロシア・ワールドカップでドイツを倒した選手が6人もいた。だから、集中して入らないと、こっちが引いてしまうと感じていた。ベースを維持しながらも、チームに組織への意識を持たせる必要があった。そうでなければ、選手たちをピッチに野放しにしているだけになる」
 
 来るカタール・ワールドカップまでは、残りおよそ5か月。いまだチーム構築に向けた時間は残されているが、「どんな物事にもプロセスがあり、我々は常にプロセスの中を進んでいる」と語る61歳の智将は、6月6日に日本の国立競技場で行なわれる森保ジャパンとの一戦も“本番モード”で臨むつもりだ。

「今は韓国戦の内容を細かく分析して、良かったところを継続しながら、修正すべきところを修正する。それを選手たちにもプロセスとして示し、日本戦までの少ない時間で取り組んでいく必要がある。もちろん、同じように親善試合を戦っていた日本の試合も分析し、彼らとの戦いに向けた戦略も練っていかなければならない」

 組織力の強化を図っているというブラジル。それだけに6日に行なわれる日本戦では、韓国戦と同様にネイマールらベストメンバーをスタメンに入れる可能性が高いと言えそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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