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海外サッカー

久保建英、ソシエダ加入を決めた2つの理由を明かす。起用法には「言われればどこでもやる」

THE DIGEST編集部

2022.07.20

新天地はレアル・ソシエダに決定! 久保の快進撃に期待が集まる。(C) Getty Images

新天地はレアル・ソシエダに決定! 久保の快進撃に期待が集まる。(C) Getty Images

 ラ・リーガのレアル・ソシエダは7月19日、レアル・マドリーから日本代表MFの久保建英を獲得したことを、正式に発表した。

【動画】ソシエダのユニホームに身を包んだ久保建英。海をバックにポージング!

 背番号は「14」に決定。現地の複数メディアの報道では、契約期間は2027年6月までの5年契約、年俸はこれまで同様の200万ユーロ(約2億6000万円)で、ソシエダは久保の権利の50%を600万ユーロ(8億円弱)程度で買い取り、マドリーは5年間を期限に1000万ユーロ(約13億円)での買い戻しが可能となっているという。

 久保は18日の午後にソシエダの本拠地であるバスク州ギプスコア県サン・セバスティアンに到着し、出迎えたロベルト・オラベ・フットボールディレクターらクラブの首脳陣と契約に向けて詳細を詰め、翌19日の午前中にメディカルチェック、フィジカルテストをパスし、晴れて「ラ・レアル」の一員となった。

 2年前と昨夏にも獲得を狙ったソシエダのホキン・アペリバイ会長は、「ようこそ、タケ!君は非常に若いチームに加入した。我々は偉大な『レアル』を構築し続けたいと考えている。君の居場所は『レアル』にあり、成功に満ちた道を進めることを楽しみしている」と21歳の日本人選手を歓迎している。

 一方、久保はクラブのSNSで「ソシエダの一員になることができ、とても満足しています」とメッセージを発した後、現地時間13時30分からは入団会見に臨み、新天地について「最も自分のスタイルにあったクラブであり、野心と希望に満ちた若いチーム」と印象を語り、「その一員となれて、とても嬉しいです」と喜びを表わした(マドリードのスポーツ紙『MARCA』より)。

 数々の選択肢の中からソシエダを選んだことについては、「まず、最も自分のスタイルに合うチームだったこと。第2に、一番早く僕に興味を持ってくれたことです。代表戦での活動を終えた時、すでにソシエダが僕に興味があるということを聞きました。非常に優れた選手たちによる強いチームでプレーできることは、これ以上望むべくもないものです」と説明している。

 また、マジョルカで過ごした昨季を振り返り、「スタートは非常に良かったけど、怪我(右膝靱帯損傷)をしてしまい……。今季は怪我をせず、皆さんが期待する“ベストバージョンの久保”をお見せできればと思っています」と、今季での雪辱を誓い、欧州カップ(ヨーロッパリーグ=EL)での挑戦についても「昨季は2人の日本人選手(フランクフルトの長谷部誠と鎌田大地)がELを勝ち取りました。我々にもそのチャンスがないとどうして言えるでしょうか?」と、頼もしいコメントを残した。
 
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