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海外サッカー

冨安健洋の復帰を「急ぐ必要はない」。英メディアが日本代表DFの現状を分析「アーセナルに差し迫った懸念はない」

THE DIGEST編集部

2022.08.07

アーセナルでの戦線復帰に向けて、着実にステップを踏んでいる冨安。そんな23歳の現状を英メディアが読み解いた。(C)Getty Images

アーセナルでの戦線復帰に向けて、着実にステップを踏んでいる冨安。そんな23歳の現状を英メディアが読み解いた。(C)Getty Images

 現地時間8月5日にいよいよ新シーズンの開幕を迎えたプレミアリーグ。冨安健洋が所属するアーセナルは、敵地でクリスタル・パレスに2-0で勝利。見事に白星スタートを切った。

 昨シーズン途中に両足のふくらはぎを痛め、いまだ戦列を離れている冨安はリーグ戦初戦も欠場。今夏のプレシーズンマッチもプレーをしなかったために、その現状については様々な憶測が流れていた。そうしたなかで、現地時間8月6日に開催されたリザーブリーグのU-21マンチェスター・ユナイテッド戦に、U-21アーセナルの一員として出場した。

 先発出場を果たした冨安は、前半終了までの45分間をプレー。フル出場こそ果たせなかったものの、英スポーツメディア『SPORTbible』のレポート記事で「トミヤスは完全復帰を果たした。前半での交代は計画通りだった」と記されたように、ポジティブな内容での実戦復帰となった。

 また、昨季の冨安について「ガナーズ(アーセナルの愛称)の躍進に不可欠な存在であった」と強調した同メディアは、「彼が負傷で戦列を離れると、アルテタ率いるチームは停滞を余儀なくされた」と主張。しかし、「今シーズンは復帰をそれほど急ぐ必要はないだろう」と今後の復帰時期に言及した。
 
 復帰を焦る必要がない理由は明確だ。5日のクリスタル・パレス戦で、CBでコンビを組んでいたベン・ホワイトが右SBとして手堅いプレーを見せていたためだ。同メディアは、「ホワイトがトミヤスの代わりに素晴らしいパフォーマンスを披露した。だから日本のスターを必要以上に早く戦線に戻さなくてはいけない差し迫った懸念はアーセナルにはない」と指摘している。

 一方で同メディアは「アーセナルはトミヤスがすぐにでも復帰することを望んでいる。今日のU-21のゲームでの45分間はそのためのステップであり、週末のレスター戦でのメンバー入りが見込まれる」と期待を寄せた。

 開幕直前に行なわれた会見で、アーセナルのミケル・アルテタ監督は「(昨シーズン)怪我が完全に回復していないときにプレーさせていた」として、冨安を含めた負傷者が長期の離脱に至った原因も語っている。ゆえに今回は、復帰について慎重な見極めを願うばかりだ。

 世界中のガナーズ・ファンは、彼が完全復調を果たしたうえで、ふたたびプレミアのピッチに立つのを望んでいる。

構成●THE DIGEST編集部

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