スコットランドリーグで開幕戦を白星で飾ったセルティックの古橋亨梧は、６日に行なわれたロス・カウンティ戦で先発出場し、今季初ゴールを記録した。プレシーズンマッチから好調をキープし、持ち前の攻撃力を発揮して勝利に貢献している。

　同戦では０対０で前半を折り返し、迎えた後半立ち上がりの48分、左サイド深い位置へ切り込んだジョッタからの折り返しに、ペナルティエリア内ゴール正面に走り込んだ古橋がダイレクトで押し込んだ。このゴールで勢いに乗ったセルティックは、さらに２点を追加し、３対１で連勝を飾ることとなった。

【動画】ジョッタの鋭い突破＆折り返しから古橋亨梧がフィニッシュ！ 開幕2連勝を飾ったセルティックのロス・カウンティ戦をチェック
　開幕戦こそノーゴールだったものの２戦目での初得点は、昨季リーグ２位のゴール数を記録した実力を見せつけ、さらに今後の量産も予感させる鮮やかなフィニッシュだった。

　また、このゲームではもう一人のセンターフォワード、ギオルゴス・ギアクマキスも後半途中からピッチに送り込まれている。入団１年目の昨季、13ゴールを挙げリーグ得点王に輝いたギリシャ人プレーヤーが古橋と前線に位置した。

　80分に古橋がベンチに下がったため僅かな時間だったものの、これまでほとんど見る機会の無い場面だった。そしてこの貴重なシチュエーションには、現地メディアも大きな関心を寄せている。

　専門サイト『67HAIL HAIL』では、両ストライカーが同時にピッチに立った点をフォーカスし、さらに今後の起用法にも言及している。

　同メディアは「セルティックのフォワードラインで初めて、二人が並んでいる姿を見ることができた」という反応を示しており「エキサイティングな交代劇」と評した。

　また「もし二人とも怪我がなければ、アンジェ・ポステコグルーがより多くのゴールを狙う際に、このオプションを使うことになるかもしれない」として、今後の同時出場を予想。その上で「この二人が前線に立つことで、他クラブのディフェンダーたちに恐怖を与えることになるだろう」との両者のポテンシャルの高さを強調した。

　加えて、「セルティックの攻撃陣のトップがキョウゴであれ、ギアクマキスであれ、あるいはその両方であれ、ポステコグルーのチームはそのオプションによって、常に危険な存在になり得るということを、我々は知っている」として、新シーズンでの大きな期待も示している。

　ともに怪我にも苦しんだ昨季をバネに、リーグ戦の常時出場を目指す古橋とギアクマキス。最大のライバル同士ともいえる両プレーヤーが再び並び立つシーンは訪れるか。

構成●THE DIGEST編集部
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