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海外サッカー

欧州CLで幻のゴールも…「驚異的だ」「パスは魔法のよう」と旗手怜央を現地絶賛!古橋亨梧、前田大然ら日本人選手の評価は!?

THE DIGEST編集部

2022.09.16

14日、欧州CL第2節で現地メディアから好評価が並んだ旗手。セルティックに欠かせないメンバーになりつつある。(C) Getty Images

14日、欧州CL第2節で現地メディアから好評価が並んだ旗手。セルティックに欠かせないメンバーになりつつある。(C) Getty Images

 現地時間9月14日、チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第2節が行なわれ、グループFではセルティックがシャフタール・ドネツクと1対1で引き分けた。

 前節でレアル・マドリーに0対3の敗北を喫したセルティックの2戦目は、ロシアによる侵攻の影響によって、中立地のポーランドで開催。立ち上がりから攻勢に立ち、早々にチャンスを作った後、10分には左サイドの攻撃から旗手怜央がニアに走り込んでパスを受け、ダイレクトで左足で合わせると、ボールは相手DFに当たって軌道を変え、ゴールへ転がり込む。オウンゴールでリードを奪ったアウェーチームだが、29分に速攻から失点、以降は再三得点機を得るも活かせず、勝点3奪取はならなかった。

 アンジェ・ポステコグルー監督が「これ以上は望めないほどのプレーを選手は見せたが、勝利を奪えなかったことに失望している」と語ったように、セルティックにとっては勝つべき試合内容であり、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』も「アンジェ率いるチームはワルシャワでチャンスを活かせず」「ポーランドでの引き分けに苛立ち」と報じている。

 日本人3選手では、旗手と古橋亨梧が先発出場。前者は前述の通り、先制ゴールに絡み、当初はCL初得点と記録されるも、間もなくオウンゴールに変更された。古橋は開始2分での決定的なシュートが相手GKに阻まれて得点ならず。そして後半から登場した前田大然は、複数の得点機を迎えたが、アクロバティックなシュートはブロックされ、スライディングして合わせたボールは枠を外れた。

 彼らに対する現地メディアの評価を見ると、日刊紙『THE SCOTSMAN』は旗手に対して10点満点の採点で及第点の「6」を与え、寸評では「先制点をもたらし、ここからチームは勢いづくと思われたが、マドリー戦のようなゴール前での“殺し屋”の本能が欠けていた」とネガティブに記述。古橋も「6」で、「効果に欠け、序盤であまりプレーに絡めなかったことに失望させられた」と酷評されたが、前田に対しては「前線でプレッシングをかけ、下がっては走り回って守備陣を助けた」として、採点は「7」と高かった。

【動画】旗手怜央のゴールは幻に…古橋、前田らが出場した欧州CLをプレイバック
 一方、『The Herald』紙は、旗手を「9」の最高評価とし、「(68分に)交代するまでは驚異的だった。10分で先制点を生み出した他、前半は特に中盤をコントロールし、どこにでも現われた」と絶賛。古橋は「7」、前田は「6」でいずれも決定機に言及されたが、前者は「常にベストなボールプレーをしたわけではない」と厳しく、後者については「試合の中で多くを提供した」とポジティブな内容の寸評となっている。

 『THE SCOTTISH Sun』は全体的に低めで、「5」の旗手は「猛烈なスタートの中で、夢のような先制点を奪ったが、それ以上のものは見せられず、途中交代にも驚きはなかった」、古橋は「開始65秒でのチャンスは阻止された。ハッスルしたが、最終的には失速した」として「6」、同採点の前田の寸評は、前述の2つのフィニッシュについての言及に終始した。

 そして『SCOTTISH DAILY EXPRESS』紙は、旗手を「見事なエネルギーでボックスに走り込んで先制点を生み出し、うまくポジションを維持したが、力尽きた」と評して「7」を与え、「早期の決定機を防がれた以降は静かだった」と綴られた古橋は「6」、そして同じく「6」の前田は「最後に大きなチャンスを逃した」と、やはり逸機に触れられている。

 続いて、スコットランドのサッカー専門サイト『footballscotland』は、旗手に「8」の最高採点を与え、「攻撃をサポートするための、中盤からの意図的な走りで先制。素晴らしいビジョン、パスは魔法のように印象的、そして余裕を持ったポゼッションとプレスへの体制。トッププレーヤーだ」との賛辞。一方で、古橋には「動きは印象的だが、本当の好機は少なく、ビルドアップにも絡めず」として「6」、前田には「試合に影響を与えることはなかった」として「5」と、いずれもネガティブな評価となった。

 旗手と古橋に最高採点を与えたのはグラスゴーの地元メディア『Glasgow Live』で、ジョッタとともに「7」。寸評では、旗手を「冷静なボール捌き。試合で非常に目立った。常にチームのコントロールに気を配っていた。先制時のグラウンダーのシュートも素晴らしかった」と称賛し、古橋については「コンスタントに、相手にとっての脅威となった」と記述。最後に前田は「6」で、「望んでいたほどのインパクトは与えられず」と綴られている。

 最後に、同じく地元サイト『Glasgow World』は、ヨシプ・ユラノビッチと並んで旗手を「8」で最高評価。「抜群のプレー。先制時の素晴らしいランの他、中盤を支配するなど、その動きは見事だった」と寸評でも賛辞が並んだ。一方、古橋は「6」で「彼へのパスは最高のものではなかった」と同情的で、前田には「よく試合に溶け込んだ」とポジティブな記述ながらも、採点は「5」止まりだった。

構成●THE DIGEST編集部

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