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日本代表

今度は左SBへ! 智将アルテタが冨安健洋の“新境地開拓”を示唆。英メディアも「トミの多才さはチームの財産だ」と期待

THE DIGEST編集部

2022.09.17

アーセナルで奔走を続けている冨安。彼のユーティリティー性はアルテタからも評価されている。(C)Getty Images

アーセナルで奔走を続けている冨安。彼のユーティリティー性はアルテタからも評価されている。(C)Getty Images

 名門アーセナルで2年目を迎えている冨安健洋。今季はここまで途中出場が続いている。8月13日(現地時間)に行なわれた2節のレスター戦で初めてピッチに立った23歳は、5節のマンチェスター・ユナイテッド戦までの全試合で、後半途中からの起用となっている。

 現地時間9月8日のヨーロッパリーグ(EL)第1節のチューリッヒ戦で今季の公式戦初スタメンを飾った冨安はフル出場。チームの2-1の勝利に貢献した。昨年の負傷以降、久しぶりに90分を通してピッチに立ったのは、本人、そしてチームにとっても大きな収穫となったに違いない。

 先発起用の見通しも立ったなかで、冨安の「新たな起用法」が注目を集めている。

 約2週間ぶりに行なわれるプレミアリーグ第8節のブレントフォード戦を控えた現地時間9月16日、英サッカー専門サイト『football.london』は、故障者が相次いでいるアーセナルの現状をふまえ、ミケル・アルテタ監督のコメントを紹介。日本代表DFを右サイドバック以外で起用しようというのだ。

 まず、同メディアは、左サイドバックのレギュラーだったオルクサンドル・ジンチェンコの離脱を紹介。そのうえで、「ジンチェンコの代役として最も有力視されているキーラン・ティアニーだけだが、アルテタが考えるオプションではないようだ」と指摘。続けて、「守備のさまざまなポジションでのバックアップとして、トミヤスの可能性についてもアルテタは語っている」とした。
 
 同メディアによれば、アルテタは「トミはセンターバックもできる。また、日本代表のサイドバックとしても見事な動きをみせてきている」と、冨安のマルチな才能を絶賛。さらにこう続けた。

「彼が左右ともに精度が高い。どちらが利き足なのかわからないほどにね。だから左サイドバックとしてもプレーできるだろう。選手たちが複数のポジションを快適にこなせるのは素晴らしいことだ」

 一連の指揮官の考えについて『football.london』は「ガナーズのディフェンダーには、こうした特徴を持つ選手が多く、アルテタが言うように、トミの多才さはチームにとって貴重な財産になるに違いない」と指摘している。

 過密日程が進んでいくなかで、出場時間の増加が有力視される冨安。誰もが認めるその高いポテンシャルをここからさらに発揮してもらいたい。

構成●THE DIGEST編集部

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