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日本代表

久保建英がカタールW杯の「ベスト・ヤングプレーヤー候補」に選出!五輪公式サイトが「自分の大会とする可能性も」と期待

THE DIGEST編集部

2022.10.28

W杯でのブレイクが期待される久保。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

W杯でのブレイクが期待される久保。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 3シーズンに及んだレアル・マドリーからのレンタルというキャリアに終止符を打ち、今季より完全移籍でレアル・ソシエダに加入した久保建英。イマノル・アルグアシル監督の攻撃的なスタイルは21歳のアタッカーにマッチし、またすぐにフィットしたことで、早くも指揮官の信頼を得、レギュラーとして2019年の欧州再挑戦以降、最も充実したシーズンを過ごしている。

【動画】久保建英、幻のゴラッソをチェック! 直前のファウルで今季3点目が取り消しに…
 2トップの一角という定位置を手に入れ、ここまで公式戦15試合出場・2得点・4アシストを記録している久保に対して、現地メディアの評価も高い。マドリードのスポーツ紙『MARCA』は、ソシエダの攻撃の中心選手であるMFダビド・シルバが筋肉系の負傷で戦線を離脱したことで、この36歳の大ベテランの代役を誰が務めるかに注目し、その候補に最も近いのが、日本人選手だと指摘した。

 同メディアは、「シルバはかけがえのない存在なので、誰も彼の代わりを演じることはできない。しかし、独自の特徴を備え、仕事を実行するのに十分かつ完全に有効な選手も存在する。そういう意味で、カナリア諸島出身のMFに一番似ている選手は、今まで少し左寄りの前線でプレーしていた日本人の久保だ。実際、シルバが負傷したバジャドリー戦では、彼の退場後、久保が攻撃的MFに配置転換された」と綴っている。

 偉大な元スペイン代表MFの代役を担えると現地メディアから太鼓判を押された久保。加入前後ではその力に懐疑論もあったものの、結果で周囲の不安を払拭し、今ではソシエダからは、未来のチームの顔としても期待されていることが窺える。

 一方、日本代表としては、各年代の代表で研鑽を積み、U-20ワールドカップ、オリンピックといった大舞台も経験した他、2019年にデビューしたA代表では21歳にして19試合1得点の記録を残しており、こちらも歩みは順調と言えるだろうが、まだ絶対的な存在、チームに不可欠というところまでは到達していない。

 カタール・ワールドカップを目前にして、世界中のメディアが出場各国に注目しているが、アメリカの通信社『AP』は日本について、「フランクフルトで好調なシーズンを過ごしている鎌田大地がプレーメーカーとして台頭し、伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス)がその右に並ぶだろう。伊東は今年初めのブラジル戦で最も相手に脅威を与える選手と映った」と報じ、この2選手は攻撃に不可欠な存在とした上で、以下のように続けている。

「東京五輪代表の顔だった久保と三笘薫(ブライトン)が、カタールでの日本代表チームで居場所を見つけられるか、そして中心選手として試合開始からベンチではなく、ピッチに立てるかどうかは定かではない」
 
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