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日本代表

物議を醸し続ける“VAR判定”に元英代表が廃止を訴え! 「道徳的におかしいし、常識に欠けている」【W杯】

THE DIGEST編集部

2022.12.05

モニターで映像を確認する審判。VARはロシア大会から導入された。(C)Getty Images

モニターで映像を確認する審判。VARはロシア大会から導入された。(C)Getty Images

 現地時間12月3日から決勝トーナメントが始まり、さらに熱気を帯びてきたカタール・ワールドカップ(W杯)。その一部で物議を醸しているのが、VARによる判定の数々だ。

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 とりわけ、現地12月1日に行なわれたグループE最終節の日本vsスペイン戦では、決勝点をアシストした三笘薫のクロスがゴールラインを割っているのではないかと、海外で論争が勃発。VARチェックの末、白線を越えていないとして逆転ゴールが認められたが、一部からは疑問の声が上がった。

 今大会で話題となったのは、このシーンだけではない。現地11月30日のグループC最終節では、ポーランドGKヴォイチェフ・シュチェスニーの腕が、アルゼンチンFWリオネル・メッシの顔に接触。守護神からすれば避けようのないプレーに見えたが、VARの結果、アルゼンチンにPKが与えられ、こちらも波紋を広げている。

 こうした状況には、元代表選手も反応を示しており、現地12月3日、英紙『Mirror』が掲載した記事によると、かつてVAR導入に賛同していた元イングランド代表のスタン・コリモア氏は、「W杯、特に大会の後半には、世界最高の審判がいるはず」と前置きした上で、決勝トーナメントからの同システム廃止を訴えている。

 さらに、「VARは今、人々が望むようにできる領域まで来ている」と続けると、「もしそれができてしまえば、どこかで不正行為が行なわれるはずだ」と心配のコメント。アルゼンチンvsポーランド戦の出来事については、「これまで見た中で最悪のVAR判定」と指摘し、日本vsスペイン戦のワンシーンにも次のような見解を示した。
 
「1ミリを除くボールのすべてが白線を越えているにも関わらず、それがインと判定されるような状況だというのは信じられない。イングランドからすれば、ドイツの敗退は素晴らしいことだが、あのボールが入っている判定されたことは、道徳的におかしいし、常識に欠けていると思う」

 なかなか静まらないVAR論争。こうした一つのジャッジが勝負の明暗を分けるだけに、まだまだ余波は広がっていきそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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