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日本代表

“究極のジャイアントキラー”日本とクロアチアの3度目の対峙は拮抗した勝負になる。「最も互角」と各国メディアが予想【W杯】

THE DIGEST編集部

2022.12.05

クロアチアの絶対的司令塔であるモドリッチ(右)。この大ベテランの存在は、堂安(左)ら波に乗る若手を要する日本にとっても脅威だ。(C)Getty Images

クロアチアの絶対的司令塔であるモドリッチ(右)。この大ベテランの存在は、堂安(左)ら波に乗る若手を要する日本にとっても脅威だ。(C)Getty Images

 熱戦が繰り広げられてきたカタール・ワールドカップ(W杯)は決勝トーナメントに突入。日本代表は現地時間12月5日に前回大会の準優勝国であるクロアチア代表と対戦する。
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 ベスト8入りを目指す日本の前に立ちはだかるバルカンの強国とは、過去にW杯本大会では2度対戦。互いに初出場の1998年フランス大会ではダボル・シュケル(同大会得点王)の一撃に沈み、2006年ドイツ大会ではGK川口能活のPK阻止の好守があった一方で、幾つかあったチャンスを活かせず、悔いの残るスコアレスドローに終わっている。

 今大会にグループステージで2度の大物食いを果たしてきた日本が、三たび世界を驚かせられるかが注目される一戦について、海外メディアもさまざまに展望を行なっている。

 英日刊紙『Evening Standard』は「死のグループを制した日本は、自信に満ちた状態でラウンド・オブ16に臨む。間違いなくW杯史上最大の出来事としてドイツ、スペインを下した日本は、ここから先、何も恐れることはない」と記し、以下のように続けた。
 
「(グループリーグの勝利で)日本が2018年のベルギー戦で受けた悲嘆は終わったようにも見えるが、それは馬鹿げた考えであり、その程度で帳消しになることはない。一方のクロアチアは、このレベルの常連だ。彼らは4年前に決勝へ進んだが、キープレーヤーはルカ・モドリッチとイバン・ペリシッチのままであり、それ以外でノックアウトステージを経験した選手はわずか(前回の主力では他にデヤン・ロブレン、マルセロ・ブロゾビッチ)である」

 日本が、CBの一角である板倉滉が累積警告で出場停止になるのに対し、クロアチアは全メンバーが出場可能という状況である。同メディアは「今大会では、困難にうまく対処する能力を持っている日本の存在を、見て見ぬふりをすることは困難である」として、「2-1」でのアジア代表国の勝利を予想している。

 同じく英紙『THE Sun』は「日本は世界の心を掴み、今トーナメントの究極のジャイアントキラーとなった」として、こちらは「1-1」の末にPK戦で日本が準々決勝へ進むと予測。同じく、日本の勝ち上がりに賭けたのはサッカー専門サイト『90min』で、「2-1」で90分の間に勝負がつくと見ており、両国の状況を以下のように示した。

「日本の結果を予測するのは非常に困難だが、そのプレーにはパターンがあり、ドイツ戦、スペイン戦ではポゼッションを相手に譲り、トランジションにおいて爆発的に前に出て優位性を生み出した。クロアチアはスペインに匹敵する中盤を擁しているが、ポゼッションにこだわらない点では、日本に似ている。今回のW杯では衝撃的な結果が続いているが、日本がさらに番狂わせを演じ、準々決勝に進むことはないという理由は何もない」
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