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海外サッカー

「偉大な頭脳」久保建英の古巣相手に見せつけた異彩に賛辞止まず! マドリー復帰を願う声も「6か月で市場価値は倍増した」

THE DIGEST編集部

2023.01.31

マドリーの本拠地での一戦で、数少ない決定機創出をした久保。このパフォーマンスに地元メディアからの賛辞も止まらない。(C)Getty Images

マドリーの本拠地での一戦で、数少ない決定機創出をした久保。このパフォーマンスに地元メディアからの賛辞も止まらない。(C)Getty Images

 現地時間1月29日に行なわれたラ・リーガ第19節で、3位のレアル・ソシエダは2位のレアル・マドリーを相手にスコアレスドローに持ち込み、勝点3差をキープした。
【動画】「決めてたらヒーロー」と悔やむ…古巣マドリーのディフェンスを翻弄した久保建英の絶妙な股抜きシュート

 敵地サンチャゴ・ベルナベウでの一戦、ホームチームの攻勢を許しながらも、これをしのぎながら時折チャンスを創出したソシエダ。その中で久保建英はトップ下として先発出場を果たし、チャンスメイク、フィニッシュの両方で見せ場を作るなど、昨季までの所属チーム相手に印象的なプレーを披露した。公式戦でのフル出場は、昨年10月6日に行なわれたヨーロッパリーグのシェリフ戦以来、リーガでは今季初で、マジョルカ在籍時の昨年2月26日(バレンシア戦)以来だった。

 強敵マドリー相手にアウェーで勝点1を奪ったのは、今季のソシエダの強さを示す結果と言え、久保も自身のSNSで「非常に難しい会場で重要な勝点を獲得」とポジティブに綴った。一方でクラブの公式サイトのインタビューでは「個人的には得点機があり、決めていればヒーローになれたので、複雑な気持ち」と正直な気持ちも明かしている。

 とはいえ、21歳の日本人アタッカーのプレーに対し、クラブはSNSで「タケのまた新たな良いプレー」と称賛。さらに公式サイトでも、61分に相手DFの股を抜くシュートがGKティボー・クルトワにセーブされた場面を「ベストショット」と記述。
 
 そして、イマノル・アルグアシル監督は「とても素晴らしく、他の選手同様、驚異的だった。ゴールまであと一歩まで迫り、ボールのないところでもよく働いた」と、背番号14を褒め称えた。

 現地メディアの報道に目を向けると、いずれも久保に対しては好意的な評価が目立つ。

 マドリードに拠点を構えるスポーツ紙『MARCA』は3点満点の採点でチーム2番目タイの「2」を与え、同じくマドリードの日刊紙『AS』は「恐れ知らずで、クールで、スマート。とてつもないクオリティーの高さで、彼はそれらを全てベルナベウで披露した。彼はマドリーにとっての真の危険を生み出し、素晴らしいプレーを見せて、2つの明確な得点機を得た。彼の足をボールが通過すると、常にソシエダの攻撃は改善された。さらに、彼は守備でも力を出し惜しみしなかった」と大絶賛している。
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