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海外サッカー

ベルカンプの「再現不可能」な美弾と比較! 英メディアが三笘薫のゴラッソを激賞「非常識なまでの冷静さを見せた」

THE DIGEST編集部

2023.02.02

三笘が決めたゴラッソは、ついにはベルカンプ(右)の決めた“歴史的なゴール”と比較された。(C)Getty Images

三笘が決めたゴラッソは、ついにはベルカンプ(右)の決めた“歴史的なゴール”と比較された。(C)Getty Images

 強敵を撃沈させたサムライの一発に対する反響は、まだまだ収まりそうにない。現地1月29日に行なわれたリバプール戦(FAカップ4回戦)で、ブライトンの三笘薫が決めたスーパーゴールだ。
【動画】「再現不可能」と絶賛! 三笘が比較されたベルカンプの歴史的ゴラッソをチェック

 文字通り土壇場で生まれた1点だった。1-1の後半アディショナルタイム2分、敵エリア内で浮き球のパスを冷静に右足アウトサイドでトラップした背番号22は、猛然とシュートブロックに来る相手CBジョー・ゴメスを空中でのシュートフェイントでかわす。これで完全にフリーとなり、すかさずボレーでゴールの天井に突き刺した。

 相手が言わずと知れたリバプールだった影響もあり、SNSでは「MITOMA」がトレンド入りするなど、25歳の日本人アタッカーの名は世界に知れ渡った。

 そうしたなかで、三笘の驚異的なポテンシャルを目の当たりにした英国内では、往年のレジェンドが決めたゴラッソと比較する声が絶えない。スポーツポータルサイト『Give Me Sport』は「ミトマのゴールはもちろんマン・オブ・ザ・マッチにふさわしいものであり、あの偉大なるデニス・ベルカンプと比べるにふさわしいものだった」と訴えた。
 
 かつてアイスマンの異名を取った名ストライカーは、数多の技巧的なゴールを決めてきた、いわば「ゴラッソメーカー」でもあった。とりわけ英国内では、2002年3月のニューカッスル戦(プレミアリーグ第28節)で鮮やかなトラップと華麗な反転から決めたそれが、多くのファンやメディアが「再現不可能だ」と語り継ぐ伝説の一撃となっている。

 まさに歴史に名を残す異能の点取り屋と三笘を比較した『Give Me Sport』は「ミトマは非常識なまでの冷静さを見せ、なりふり構わずにブロックをしにきた相手を嘲笑うかのようにいなした。ゴメスは少しだけ馬鹿にされたようにすら見えた」と強調。そして、こう論じるのだ。

「ミトマは電光石火のような早業を見せた。あのゴールは美しいゲームを好んでやまないファンならば、何度も見返したくなるゴールだろう。もちろんリバプールを愛する人々を除いてだが」

 カタール・ワールドカップによる中断が明けてから公式戦8試合で4ゴールと絶好調の三笘。相手のマークが、よりタイトになると予想される今後も快進撃に期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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