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海外サッカー

大バッシングを受けるイ・ガンインの“卓球騒動”「韓国の社会的価値観の変化」が背景にあると中国メディア指摘「伝統的な考え方ではなく…」

THE DIGEST編集部

2024.02.17

中国メディアは、ソン・フンミン(7番)とイ・ガンイン(18番)が起こした“卓球騒動”の背景にジェネレーションギャップがあると指摘。内紛があった翌日に行なわれたヨルダン戦で、韓国代表は枠内シュート「0」と散々な内容で敗退した。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

中国メディアは、ソン・フンミン(7番)とイ・ガンイン(18番)が起こした“卓球騒動”の背景にジェネレーションギャップがあると指摘。内紛があった翌日に行なわれたヨルダン戦で、韓国代表は枠内シュート「0」と散々な内容で敗退した。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 アジアカップで起こった韓国代表の“卓球騒動”が、相変わらず各国メディアを賑わせている。中国メディア『捜狐』も経緯を紹介しながら、「韓国の社会的価値観の変化」が背景にあると指摘した。

【動画】“卓球騒動”の翌日に行なわれ、韓国が枠内シュート「0」に終わったアジアカップ準決勝の対ヨルダン戦を再チェック!

 同メディアがまとめた経緯はこうだ。

1. アジアカップ準決勝の前夜、イ・ガンインら若手グループが早めに夕食を食べ終えて卓球に興じた。

2. 他の選手はまだ食事中で、若手グループは大きな音を立てて騒いでいた。

3. 主将のソン・フンミンは止めようとしたが、若手グループは聞く耳を持たず、ソン・フンミンに無礼な言葉を吐いた。

4. ソン・フンミンはイ・ガンインの襟首を掴むと、イ・ガンインが殴りかかった。

5. ソン・フンミンはイ・ガンインのパンチをかわしたが、2人はもみ合いになり、他の選手が止めようと加わった。

6. ソン・フンミンら年長選手はユルゲン・クリンスマン監督(当時。2月14日に解任)に、チームの和を乱したイ・ガンインを翌日の準決勝ヨルダン戦のメンバーから外すよう要請。しかしクリンスマンは受け入れなかった。

7. 準決勝のヨルダン戦に敗戦。その後、ソン・フンミンとイ・ガンインは連絡を取り合わなかった。ソン・フンミンはメディアに対して、今後の代表招集に応じない考えがあると語った。
 
 その後、イ・ガンインは自身のSNSで“卓球騒動”について謝罪。ただ、代理人弁護士を通じて「殴ってはいない」と一部の事実を否定した。それでも、韓国国内ではイ・ガンインに対する批判がヒートアップ。広告塔を務める企業の不買運動が呼びかけられるほど、大きな話題となっている。

 中国メディア『捜狐』は、「保守的な姿勢を貫いてきた韓国サッカー協会が、チーム内の内紛報道を素早く認めたのか。アジアカップ敗退で巻き起こったファンからの批判をかわす目的だった、という見方がある」と伝えた。

 また、31歳で主将のソン・フンミンに対して、22歳のイ・ガンインが反発した点に着目。「情報筋によると、韓国代表チーム内では、以前から問題が起きていたという。ご存じのように韓国では、年長者や地位が上の人物を敬う“年功序列”が重視されている。現代こそ、そこまで厳しくないとはいえ、イ・ガンインのような若者たちが、年長者の食事を待つことなく席を立つことは間違いなく無礼に当たる」と記した。

 さらに、「この件からでも明らかなように、若手グループとベテラングループとの間には大きな溝があった。これには選手たちの生い立ちが関係している」と続けた。「16歳でドイツに渡ったソン・フンミンだが、それまでは韓国で育った。守備の中心選手で27歳のキム・ミンジェもごく一般的な家庭に生まれ、22歳で中国のクラブに移籍するまでは韓国でプレーしていた」と記述。

 一方、イ・ガンインは「裕福な家庭で育ち、10歳でスペインに渡ってから一貫して欧州でプレーしている。幼い時から欧州で生活していれば、韓国の伝統的な考え方よりも、西洋的な思考が強いのだろう」と指摘。「ある意味、韓国の家庭教育や階級意識の変化、社会的価値観の変化が浮き彫りになった」とし、ジェネレーションギャップが今回の“卓球騒動”の背景にあると推測した。

構成●THE DIGEST編集部

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