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海外サッカー

「虎のような勇猛さと尽きぬ影響力」欧州初タイトルの遠藤航を現地メディア激賞! リバプールを120分間支え続け「どの選手にも競り勝った」

THE DIGEST編集部

2024.02.27

欧州移籍後、初タイトルを勝ち取った遠藤。120分にわたりリバプールの中盤を支え続けた。(C) Getty Images

欧州移籍後、初タイトルを勝ち取った遠藤。120分にわたりリバプールの中盤を支え続けた。(C) Getty Images

 現地時間2月25日に行なわれたウェンブリースタジアムでのカラバオカップ(イングランド・リーグカップ)決勝、リバプールがチェルシーを延長戦の末に1-0で下し、2年ぶり通算10回目の優勝を飾った。
 
 双方に幾度も得点機が訪れ、チェルシーはラヒーム・スターリングが、リバプールはフィルジル・ファン・ダイクがそれぞれゴールネットを揺らすもVAR検証で無効となるなど、一進一退の攻防を繰り広げ、延長戦もスコアレスのまま終えようとしていたが、118分、CKでニアに走り込んだファン・ダイクのヘディングシュートが今度こそGKジョルジェ・ペトロビッチの牙城を崩し、試合を動かすとともに、勝敗を決定づけた。

 遠藤航は今回もアンカーとして120分間フル出場を果たして勝利に貢献し、リバプールではもちろん、2018年の欧州挑戦から初めてとなるチームタイトルを獲得。自身のSNSでは、この勝利を喜ぶとともに「このチームを誇りに思います」とも投稿したが、ユルゲン・クロップ監督はこの背番号3への賛辞を惜しまなかった。

「彼は良い成長を見せた。何度も言っているように、我々は運が良い。それは彼を獲得したことであり、明らかにワタルは、3年か4年後にリバプールで新たな長期契約にサインするだろうと確信している。パスポートでの年齢は30歳か31歳かもしれないが、実際の彼は違う。まるで機械のようだ。彼はサッカーという競技において非常に優れており、守備のマインドは素晴らしい。我々に多くの自由を与えてくれます。そう、最高の成長を遂げ、本当に、本当に役に立ってくれた」

 現地メディアも高評価を下しており、10点満点の採点ではチーム2番目の「8」を遠藤に与え、「リバプールは689本、チェルシーは587本のパスを試みたが、パスの精度は(成功率)チェルシーの79.7%に対してリバプールが84%と上回った。これを中盤に絞ると、さらにリバプールは87.9%とさらに精度を増す(チェルシーは84.7%)。また個人で見ると、エンソ・フェルナンデス(76.7%)と遠藤(91.2%)では、前者が後者よりパス本数が22本多かったことを差し引いても(遠藤は68本)、違いが顕著だ」と綴っている。
 
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