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念願かなったエムバペのマドリー移籍が世界的大反響! “憧れ”C・ロナウドをはじめ、数多くの選手が祝福。テニス、野球、バレー、ゴルフ界からの“いいね”も

THE DIGEST編集部

2024.06.05

少年時代からの夢だったマドリー行きを実現させたエムバペ。(C)Getty Images

少年時代からの夢だったマドリー行きを実現させたエムバペ。(C)Getty Images

 現地6月3日、フランス代表FWのキリアン・エムバペがレアル・マドリーに移籍した。近年は毎年のようにマドリーへの移籍が噂されながら、結局はパリ・サンジェルマンに残留していたが、ついに少年時代からの夢を実現させた。

【画像】14歳のエムバペと、当時マドリーのエースだったC・ロナウドが2ショット! 世界的な大反響があった投稿をチェック

 エムバペは自身のSNSで、「夢が実現した。夢のクラブの一員になることができて、とても幸せで誇りに思っている。どれだけ幸せで興奮しているのか、説明することはできない。マドリディスタの皆さんにお会いするのが待ちきれない。信じられないほどの素晴らしいサポートに感謝したい。アラ・マドリー!(マドリー、万歳)」と心境を綴っている。

 この投稿には少年時代にマドリーの練習に参加した際、当時のエース、クリスティアーノ・ロナウドと撮影した笑顔の2ショットが添えられている。スペイン紙『AS』によると、憧れのC・ロナウドと写真を撮影したエムバペは当時14歳。2013年にモナコの下部組織に入団する前年、地元のASボンディとフランス国立の育成機関クレール・フォンテーヌで研鑽を積んでいた12年12月のことだった。

「マドリーが初めてオファーを出したのは、若きスターが子供だった14歳の時。(下部組織を見ていた同胞)ジネディーヌ・ジダンの強い要望で、12年にエムバペを練習に招待した。ジダンはエムバペの驚異的な潜在能力に気付いていたのだ。のちにジダンはこう振り返っている。“マドリーと契約寸前までいったが、家族の希望もあって彼はモナコを選択した。当時から優秀な選手だった”」

 エムバペ本人も当時を回想した際、「子供ながら、フランス史上最高の選手(ジダン)と話ができたのは感動的で、素晴らしい経験だった。当時は母国に残ることを優先した。マドリーは14歳の僕と契約したがっていた」と語っている。

 マドリーは17年夏、モナコでブレイクしたエムバペの獲得を試みた。しかし、エムバペは買い取りオプション付きのレンタルでパリSGに移籍。契約満了の1年前となる21年夏にもオファーを送ったものの、クラブに断られた。契約満了となった22年にも獲得に動いたが、エムバペはパリSGと契約延長。そして24年6月、ついに念願のマドリー行きが実現した。

 同紙も、「マドリーでプレーする夢があるにもかかわらず、エムバペは母国を大事にしていた。サンティアゴ・ベルナベウに到着するには、多くの人が予想していたよりも時間がかかったが、マドリーは最初の接触から10年以上を経て、ついに理想の選手を手に入れた」と記事をまとめた。
 
 エムバペの喜びの投稿には、2ショット写真に登場するC・ロナウド本人も反応。「ベルナベウ(マドリーのホームスタジアム)を照らす君のプレーを楽しみにしている」とメッセージを書き込んだ。また、現在所属しているロドリゴがハートの目をした笑顔の絵文字をいくつも書き込めば、エース格でエムバペとの共存が期待されるヴィニシウス・ジュニオールをはじめ、オーレリアン・チュアメニも歓迎のコメントを書き込んでいる。

 さらには元マドリーのセルヒオ・ラモスやマルセロ、ロベルト・カルロス、イケル・カシージャスも反応。マドリーとパリSGのOBデイビッド・ベッカムは「おめでとう! これからエキサイティングな時間がやってくる」とメッセージを送り、パリSGでチームメイトだったマウロ・イカルデイ、パブロ・サラビア、レーバン・クルザワも書き込み。元マドリー守護神で、パリSGでは同僚だったケイラー・ナバスは「偉大な兄弟、神のご加護を。最高の幸せが必ず訪れる」とエールを送った。

 ほかにも、ピエール=エメリク・オーバメヤン(マルセイユ)、アレハンドロ・ガルナチョ(マンチェスター・U)、ニコ・ウィリアムス(アスレテック・ビルバオ)、イドリサ・ゲイエ(エバートン)、ノア・オカフォー(ミラン)、ミロス・デゲネク(アル・ヒラル)、ゴンサロ・イグアイン(元アルゼンチン代表)、フビチャ・クバラツヘリア(ナポリ)、ゴンサロ・イナシオ(スポルティング)、セルヒオ・リコ(パリSG)、ジャロッド・ボーウェン(ウェストハム)、ロマン・サイス(アル・シャハブ)、マイク・メニャン(ミラン)、ジョアン・モウティーニョ(ブラガ)、ニコロ・ファジョーリ(ユベントス)、マティアス・クーニャ(ウォルバー・ハンプトン)、ジョルジョ・スカルビーニ(アタランタ)、フリオ・エンシソ(ブライトン)ら、100人を優に超えるあらゆる国の現役・OB選手が“いいね”を押した。

 また、テニスのラファエル・ナダルをはじめ、野球のジェイソン・ヘイワード(ロサンゼルス・ドジャース)、ジオ・ウルシェラ(デトロイト・タイガース)、サルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)、チェコ代表投手のオンドレイ・サトリア、バレーボールのフランス代表バルテレミ・シネニエズ、女子ゴルフの河本結ら他競技選手を含め、2200万近くの“いいね”が付くなど、世界的な大反響を呼んでいる。

構成●THE DIGEST編集部

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