今夏の移籍マーケットも活況を呈し、世界中で多くの選手がクラブ間を行き来することとなった。FIFA(国際サッカー連盟)は今年6月1日から9月2日までの移籍期間における、男女両方の全選手、そしてクラブの動きを総括し、公式サイトで報告している。
これによると、男子のプロサッカーでは、移籍金に歴代2番目となる総額64億6000万ドル(約9400億円)以上が費やされたという。また案件数は1万900件以上に達し、こちらは史上最高。ただし、多くのクラブが支出を抑制したこともあり、移籍金の総額は前年比13.6%減少となった。
今夏の案件で最も注目を浴びたのは、やはりフランス代表のエース、キリアン・エムバペによるパリ・サンジェルマンからレアル・マドリーへの移籍だろうが、これは前者からの契約満了を受けてのフリートランスファーであり、最高額はアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレス(マンチェスター・シティ→アトレティコ・マドリー)の8200万ドル(約120億円)となった。なお、移籍金額のトップ10は以下の通り。
1位:フリアン・アルバレス(マンC→アトレティコ)/8200万ドル(約120億円)
2位:ドミニク・ソランキ(ボーンマス→トッテナム)/7100万ドル(約103億円)
3位:レニー・ヨロ(リール→マンU)/6800万ドル(約99億円)
4位:ペドロ・ネト(ウォルバーハンプトン→チェルシー)/6600万ドル(約96億円)
4位:ムサ・ディアビ(アストン・ビラ→アル・イテハド)/6600万ドル(約96億円)
6位:ジョアン・ネベス(ベンフィカ→パリSG)/6600万ドル(約96億円)
7位:アマドゥ・オナナ(エバートン→アストン・ビラ)/6500万ドル(約94億円)
8位:ダニ・オルモ(RBライプツィヒ→バルセロナ)/6000万ドル(約87億円)
9位:トゥーン・コープマイネルス(アタランタ→ユベントス)/6000万ドル(約87億円)
10位:ミカエル・オリーズ(クリスタル・パレス→バイエルン)/5900万ドル(約86億円)
欧州サッカーでの取引額は55億8000万ドル(約8100億円)に達しており、これはサッカー界全体の大部分を占める。その中で、人も金も一番多く動いたのはイングランドで、移籍金の総額は16億ドル(約2300億円)。しかしこちらも、前年と比較して15.5%減少している。ブラジルの総合メディア『Globo』等の複数メディアは、「裕福な各クラブが、FFP(ファイナンシャル・フェアプレー)に違反した場合の罰則を懸念した結果」と指摘している。
また、今や移籍マーケットにおける一大勢力となったサウジアラビア勢が市場に投下した総額は4億3100万ドル(約625億円)で、こちらは昨夏から50.74%と大幅減。これまでのようなスター選手より、有能な若い選手の獲得案件が増えたことが、数字に影響を与えているようだ。
一方、女子では1125件の移籍が成立し(前年比31.9%増)、動いた移籍金額の合計は680万ドル(約10億円)。男子のほぼ1000分の1だが、これでも昨夏から2倍以上に膨らんでおり、FIFAの法務・コンプライアンス責任者であるエミリオ・ガルシア・シルベロ氏は「女子サッカーの移籍が着実に発展していることが確認された」とポジティブに捉えている。
構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「彼こそがラ・リーガ序盤戦の“時の人”であり主人公だ」若手の積極起用でフリック・バルサが4連勝! 「外様であることがプラスに働いている」との指摘も
これによると、男子のプロサッカーでは、移籍金に歴代2番目となる総額64億6000万ドル(約9400億円)以上が費やされたという。また案件数は1万900件以上に達し、こちらは史上最高。ただし、多くのクラブが支出を抑制したこともあり、移籍金の総額は前年比13.6%減少となった。
今夏の案件で最も注目を浴びたのは、やはりフランス代表のエース、キリアン・エムバペによるパリ・サンジェルマンからレアル・マドリーへの移籍だろうが、これは前者からの契約満了を受けてのフリートランスファーであり、最高額はアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレス(マンチェスター・シティ→アトレティコ・マドリー)の8200万ドル(約120億円)となった。なお、移籍金額のトップ10は以下の通り。
1位:フリアン・アルバレス(マンC→アトレティコ)/8200万ドル(約120億円)
2位:ドミニク・ソランキ(ボーンマス→トッテナム)/7100万ドル(約103億円)
3位:レニー・ヨロ(リール→マンU)/6800万ドル(約99億円)
4位:ペドロ・ネト(ウォルバーハンプトン→チェルシー)/6600万ドル(約96億円)
4位:ムサ・ディアビ(アストン・ビラ→アル・イテハド)/6600万ドル(約96億円)
6位:ジョアン・ネベス(ベンフィカ→パリSG)/6600万ドル(約96億円)
7位:アマドゥ・オナナ(エバートン→アストン・ビラ)/6500万ドル(約94億円)
8位:ダニ・オルモ(RBライプツィヒ→バルセロナ)/6000万ドル(約87億円)
9位:トゥーン・コープマイネルス(アタランタ→ユベントス)/6000万ドル(約87億円)
10位:ミカエル・オリーズ(クリスタル・パレス→バイエルン)/5900万ドル(約86億円)
欧州サッカーでの取引額は55億8000万ドル(約8100億円)に達しており、これはサッカー界全体の大部分を占める。その中で、人も金も一番多く動いたのはイングランドで、移籍金の総額は16億ドル(約2300億円)。しかしこちらも、前年と比較して15.5%減少している。ブラジルの総合メディア『Globo』等の複数メディアは、「裕福な各クラブが、FFP(ファイナンシャル・フェアプレー)に違反した場合の罰則を懸念した結果」と指摘している。
また、今や移籍マーケットにおける一大勢力となったサウジアラビア勢が市場に投下した総額は4億3100万ドル(約625億円)で、こちらは昨夏から50.74%と大幅減。これまでのようなスター選手より、有能な若い選手の獲得案件が増えたことが、数字に影響を与えているようだ。
一方、女子では1125件の移籍が成立し(前年比31.9%増)、動いた移籍金額の合計は680万ドル(約10億円)。男子のほぼ1000分の1だが、これでも昨夏から2倍以上に膨らんでおり、FIFAの法務・コンプライアンス責任者であるエミリオ・ガルシア・シルベロ氏は「女子サッカーの移籍が着実に発展していることが確認された」とポジティブに捉えている。
構成●THE DIGEST編集部
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