プレミアリーグで２位に９ポイント差を付けて首位を独走するリバプールは現地12月４日、第14節に敵地でニューカッスルと相まみえる。

　今季ユルゲン・クロップ前監督からバトンを引き継いだアルネ・スロット新監督は、前任者のプレッシングスタイルと自身のポゼッション戦術を融合させた戦い方に加え、柔軟な選手起用によって圧倒的な強さを披露。就任１年目ながら、公式戦20試合で18勝を挙げ、プレミアとチャンピオンズリーグでトップを走っている。

　現地１日に行なわれた４連覇王者マンチェスター・シティとの大一番でも、終始相手を圧倒して２－０と完勝した。ただ、１得点・１アシストと勝利の立役者となったモハメド・サラーが試合後に今季で契約満了となるなかで、いまだに新契約の交渉が決着していない現状を踏まえて「リバプールでプレーする最後のシティ戦だと頭にあった」とコメントし、注目を集めていた。
【動画】リバプールが４連覇王者を圧倒したシティ戦のハイライト 　地元紙『Liverpool Echo』によれば、ニューカッスル戦の前日会見でエースの発言に関して問われたスロット監督は、115件の財務違反疑惑で調査中のシティを絡めて次のようにジョークを飛ばしたという。

「モーは115件の告発をよく知っているから、来シーズンは（シティが）プレミアリーグにいないと予想しているのかもしれないね！ 私は彼らがプレミアリーグにいることを期待しているが...」

　重ねて指揮官は「つまらない答えはいつも同じだ。 ここはモーの契約について話す場所ではない」と本意を伝えつつ、直前の発言を反省している。

「たぶん私が今言った冗談は、すでに言いすぎたのだと思う。おそらくこれが見出しになるのだろう。でも、これはジョークだからね。もう一度言う、ジョークだ」

　これまでシティの件に直接的に触れた監督はあまりいなかったが、記者の質問に際どいジョークで回答してみせた。

構成●THE DIGEST編集部

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