12月1日に行なわれたイタリア・セリエA第14節のフィオレンティーナ対インテル戦で、前半17分にフィオレンティーナのエドアルド・ボーベが突然ピッチに倒れ込み、救急車でフィレンツェ市内のカレッジ大学病院に緊急搬送された。急性心不全で一時的な心停止状態に陥ったと見られている。幸いにも意識を取り戻し、病院で検査と経過観察を行なっている状況だ。試合は中止され、後日に延期となった。
病院にはボーベの両親や婚約者、フィオレンティーナのラッファエレ・パッラディーノ監督、チームメイトやスタッフ関係者が見舞いに訪れ、さらにトスカーナ州のエウジェニオ・ジャンニ知事、イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラビーナ会長も病室で言葉をかわして励ました。米国に帰国しているフィオレンティーナのロッコ・コンミッソ会長夫妻は、テレビ電話を通じて励ましの言葉を送っている。
また、イタリアのスポーツ青少年大臣のアンドレア・アボディ、イタリア・オリンピック委員会(CONI)のジョバンニ・マラゴ会長、フィレンツェのサラ・フナーロ市長、ローマのロベルト・グアルティエリ市長も、ボーベを励ます声明を発表。セリエAをはじめとした各クラブ、そして世界中のさまざまな選手がSNSで連帯の意思を示している。
とりわけ大きな愛情を示しているのが、古巣ローマの選手・関係者だ。ローマ公式は「いまでも俺たちの仲間だ。みんな君と一緒だ。頑張れ、エド!」とSNSに投稿すると、ニコラ・ザレフスキ、ジャンルカ・マンチーニ、ステファン・エル・シャーラウィ、マティアス・ソウレ、サウド・アブドゥルハミド、エンゾ・ル・フェ、アルテム・ドフビク、ミル・スビラール、レアンドロ・パレデスら多くの選手が賛同。フィオレンティーナ対インテル戦の後に行なわれたアタランタ戦のアップ時に「FORZA EDO(頑張れ、エド)」と書かれたシャツを着用している姿などをSNSに投稿した。
【画像】ボーベを思い遣るローマ公式の投稿に、さまざまな選手が反応
伊紙『Gazzetta dello Sport』によると、ボーベをトップチームでデビューさせたパウロ・フォンセカ監督、ローマ時代のチームメイトのタミー・エイブラハム(いずれもミラン)、ジャスティン・クライファート、ディーン・ハイセン(いずれもボーンマス)、マラシュ・クンブッラ(エスパニョール)、ロメル・ルカク、ファン・ジェズス(いずれもナポリ)、ネマニャ・マティッチ(リヨン)、ジョルジニオ・ヴァイナルドゥム(アル・イテファク)、サルダル・アズムン(アル・シャハブ)、ルカ・ペッレグリーニ(ラツィオ)、元ローマGMのティアゴ・ピント(ボーンマスSD)ら、かつての同僚もボーベを激励するメッセージをそれぞれ発信しているという。
そして元ローマ監督のジョゼ・モウリーニョ(フェネルバフチェ監督)も教え子の容態を気にかけていた人物のひとりだ。モウリーニョはボーベの父親に電話をかけ、意識が回復して容態は安定していると聞いて安堵したと報じられている。また、ボーベの代理人ディエゴ・タバーノは、「これほど多くの愛情を注がれたのは初めてだ。皆さんに感謝したい。継続的に連絡をくれたレアル・マドリー役員のエミリオ・ブトラゲーニョにも感謝します」とSNSで発信している。
ローマ市中心部に近いアッピノ=ラティーノ地区で育ったボーベは、10歳でローマの下部組織に入団。そこから着実にカテゴリーを駆け上がり、2021年5月に18歳で待望のトップチームデビューを果たした。果敢なボール奪取を見せるセントラルMFとして台頭すると、レンタルで移籍した今シーズンのフィオレンティーナでは、左サイドアタッカーの役割も担うなど、プレーの幅を広げている。
そんな22歳を襲った突然のアクシデント。若きタレントの一日も早い快復を期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
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病院にはボーベの両親や婚約者、フィオレンティーナのラッファエレ・パッラディーノ監督、チームメイトやスタッフ関係者が見舞いに訪れ、さらにトスカーナ州のエウジェニオ・ジャンニ知事、イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラビーナ会長も病室で言葉をかわして励ました。米国に帰国しているフィオレンティーナのロッコ・コンミッソ会長夫妻は、テレビ電話を通じて励ましの言葉を送っている。
また、イタリアのスポーツ青少年大臣のアンドレア・アボディ、イタリア・オリンピック委員会(CONI)のジョバンニ・マラゴ会長、フィレンツェのサラ・フナーロ市長、ローマのロベルト・グアルティエリ市長も、ボーベを励ます声明を発表。セリエAをはじめとした各クラブ、そして世界中のさまざまな選手がSNSで連帯の意思を示している。
とりわけ大きな愛情を示しているのが、古巣ローマの選手・関係者だ。ローマ公式は「いまでも俺たちの仲間だ。みんな君と一緒だ。頑張れ、エド!」とSNSに投稿すると、ニコラ・ザレフスキ、ジャンルカ・マンチーニ、ステファン・エル・シャーラウィ、マティアス・ソウレ、サウド・アブドゥルハミド、エンゾ・ル・フェ、アルテム・ドフビク、ミル・スビラール、レアンドロ・パレデスら多くの選手が賛同。フィオレンティーナ対インテル戦の後に行なわれたアタランタ戦のアップ時に「FORZA EDO(頑張れ、エド)」と書かれたシャツを着用している姿などをSNSに投稿した。
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伊紙『Gazzetta dello Sport』によると、ボーベをトップチームでデビューさせたパウロ・フォンセカ監督、ローマ時代のチームメイトのタミー・エイブラハム(いずれもミラン)、ジャスティン・クライファート、ディーン・ハイセン(いずれもボーンマス)、マラシュ・クンブッラ(エスパニョール)、ロメル・ルカク、ファン・ジェズス(いずれもナポリ)、ネマニャ・マティッチ(リヨン)、ジョルジニオ・ヴァイナルドゥム(アル・イテファク)、サルダル・アズムン(アル・シャハブ)、ルカ・ペッレグリーニ(ラツィオ)、元ローマGMのティアゴ・ピント(ボーンマスSD)ら、かつての同僚もボーベを激励するメッセージをそれぞれ発信しているという。
そして元ローマ監督のジョゼ・モウリーニョ(フェネルバフチェ監督)も教え子の容態を気にかけていた人物のひとりだ。モウリーニョはボーベの父親に電話をかけ、意識が回復して容態は安定していると聞いて安堵したと報じられている。また、ボーベの代理人ディエゴ・タバーノは、「これほど多くの愛情を注がれたのは初めてだ。皆さんに感謝したい。継続的に連絡をくれたレアル・マドリー役員のエミリオ・ブトラゲーニョにも感謝します」とSNSで発信している。
ローマ市中心部に近いアッピノ=ラティーノ地区で育ったボーベは、10歳でローマの下部組織に入団。そこから着実にカテゴリーを駆け上がり、2021年5月に18歳で待望のトップチームデビューを果たした。果敢なボール奪取を見せるセントラルMFとして台頭すると、レンタルで移籍した今シーズンのフィオレンティーナでは、左サイドアタッカーの役割も担うなど、プレーの幅を広げている。
そんな22歳を襲った突然のアクシデント。若きタレントの一日も早い快復を期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
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