８月27日、秋田のこまちスタジアムで開催された東北楽天イーグルスvs福岡ソフトバンクの一戦で、始球式の大役を担ったのが、女優の加藤夏希さんだ。

　現在40歳で４児のママである加藤さんは、秋田県由利本荘市の出身。背番号７が刻まれた真っ赤な楽天ユニに白のパンツを合わせたコーデで登場すると、マウンドからマイクで「おばんでーす、加藤夏希でーす。盛り上がる試合になるよう、私も投球頑張ります。みなさんも応援よろしくお願いしまーす」と呼び掛け、会場のボルテージを高めた。

　そして地元への想いを込めた一球を投じる。綺麗なワインドアップから、なんとアンダースローならぬ“下投げ”を敢行！ スタンドからは笑い声とどよめきが入り乱れ、山なりのボールはボテボテで、キャッチャー役で楽天アンバサダーの銀次氏が拾いに向かうオチとなった。

　どうやら加藤さんは肘を傷め、この１か月間は負担をかけないフォームを研究・練習してきたという。ご本人が始球式後に公式インスタグラムと公式YouTubeチャンネルを更新。「『アンダースローに会場どよめき』 事前トークショーをお聞きになった方はご存知のはず。そう、2014年に投げたフォームから進化しました！…というのは嘘で、肘を守るフォームに。『お前はプロか!? 復帰戦か!?』と思うくらいの最後の囲み取材に、顔芸が出てます」と自虐気味に綴った。
  　さらに「キャッチャーをしてくださった銀次さん、私の不甲斐ないボールをキャッチしてくださってありがとうございました。楽しい１日をありがとうございました」と感謝を述べ、「今回、練習をした時に息子が野球やりたいなーって言ってたんです。なので一緒にキャッチボールしようかな。『おい！磯野ー！野球しようぜ！』的な」と、最後はものまね芸人・キンタロー。さんの十八番であるサザエさんのキャラ、中島くんを引き合いに出して締めくくった。

　ある意味でインパクト大だった加藤さんの始球式。SNSやネット上では書き込みが続々と寄せられている。「さすがにあれは初めて見た」「理由を知って納得しました」「むしろプロ意識が素晴らしい」「まじで秋田美人！」「あいも変わらず、お美しい！」「秋田のお客さん大喜びでしょうね」「水原勇気みたいでカッコいい」「申し訳ないけど爆笑しました」「ユーモアのセンスがあって最高！」などなど、枚挙に暇がない。

構成●THE DIGEST編集部
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