前日に今シーズン限りでの現役引退を発表したロサンゼルス・ドジャースのクレイトン・カーショウが、現地９月19日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦に先発。ドジャー・スタジアムでのレギュラーシーズン最後のマウンドに上がった。

　本拠地ドジャー・スタジアムの大歓声を浴びたカーショウは初回、先頭のエリオット・ラモスに先頭打者アーチを浴びたが、２番ウィリー・アダメスをスライダーで空振り三振を奪った。３番ラファエル・デバースに四球、４番マット・チャップマンの三ゴロは三塁手キケ・ヘルナンデスの失策となり、１死一、二塁。５番ウィルマー・フローレスを得意のカーブで空振り三振に仕留め、６番ケイシー・シュミットを右直に抑えた。

　２回は先頭のジェラー・エンカーナシオンに四球を与えたものの、８番パトリック・ベイリーをカーブで見逃し三振を奪った。９番ドリュー・ギルバートにも四球を与えたカーショウだったが、初回に先頭打者アーチを打たれたラモス、２番アダメスをいずれも二飛に打ち取った。

　２回裏にミゲル・ロハスのソロ本塁打で１対１の同点に追いついた直後の３回、カーショウが先頭のデバースからスライダーで空振り三振を奪うと、本拠地は大歓声。しかし、続くチャップマンに二塁打を打たれ、フローレスに中前タイムリー。援護を受けたばかりのカーショウが２失点目を喫してしまった。続くシュミットに四球を出したが、エンカーナシオンを併殺に打ち取っている。
  　３回までに64球を費やしたカーショウは、４回の先頭ベイリーに中前打を打たれ、毎回のように走者を出すも、ギルバートを二飛、ラモスを中飛。ファウルで粘るアダメスをスライダーで空振り三振に仕留めた。

　４回86球のカーショウは５回も続投したが、先頭のデバースを見逃し三振に打ち取ったとこで降板。チームメイトやデーブ・ロバーツ監督と抱擁し、ファンの大声援に帽子をとって応えた。４回１／３、91球、被安打４、被本塁打１、６奪三振でレギュラーシーズン最後のドジャー・スタジアムでの登板を終えた。

　ドジャース一筋18年で、サイ・ヤング賞３回、最多勝３回、最多奪三振３回、最優秀防御率５回、オールスター選出11回。メジャーきってのレジェンド左腕が本拠地で大歓声を浴びた。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】驚異の“無失点登板数＞敗戦数”スタッツは唯一無二！ 引退発表のカーショウ、歴史的偉業でMLB史に名を刻む

【記事】電撃発表のドジャース伝説左腕、改めてその凄さにネット驚愕「通算成績がレジェンドすぎる」「10勝２敗で引退…」

【画像】大谷翔平の妻、田中真美子が輝いた“現役バスケ選手時代”を厳選フォトで一挙紹介！ 貴重なショートカット時代も