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「大谷翔平に先頭打者ホームランを打たれ…」LA生まれのレッズ先発グリーン、3回5失点KO「ファンが認めたくない現実を証明してしまった」と地元メディア

THE DIGEST編集部

2025.10.02

先頭打者の大谷に本塁打を打たれたレッズ先発のグリーン。(C)Getty Images

先頭打者の大谷に本塁打を打たれたレッズ先発のグリーン。(C)Getty Images

 現地9月30日、シンシナティ・レッズの剛腕ハンター・グリーンがロサンゼルス・ドジャース打線に打ち込まれた。ロサンゼルス生まれの26歳がワイルドカード・シリーズ初戦のマウンドに上がると、わずか4球で失点。ドジャースの先頭打者・大谷にいきなりソロ本塁打を打たれてしまった。

 3回にはテオスカー・ヘルナンデスとトミー・エドマンに2者連続本塁打を許して5失点。3回を終えた時点で降板となった。レッズ専門メディア『Blog Red Machine』は試合後、「先発グリーンが崩壊。レッズファンが認めなくない現実を証明してしまった」と伝えた。

「2020年以来のプレーオフは、計画通りに進まなかった。先発グリーンはドジャースのスーパースター、大谷翔平に先頭打者ホームランを打たれ、そこから雪だるま式に失点を重ねた。わずか3イニングで3本塁打を含む被安打6。2つの四球もあって5失点を喫した」

 グリーンのレギュラーシーズンの成績は7勝4敗、防御率2.76。登板機会が19回と少なったのは、慢性的な鼠径部の痛みで2度の負傷者リスト入りしたためだ。

「レッズファンの多くは、初戦の先発がグリーンに決まると興奮した。しかし、グリーンは堅実な一線級のスターターではあるものの、多くのファンが期待するようなエースではないと痛感させられた。健康を維持できず、投球回数107回2/3はキャリアワースト。コンスタントに投げられない投手を、チームのエースと認めるのは難しい」

 このようにグリーンを評した地元メディアは、ほかのワイルドカード・シリーズの結果を記載。ガーディアンズ対タイガースは1対2、ヤンキース対レッドソックスは1対3、カブス対パドレスは3対1と、いずれもロースコアだった。

 ガーディアンズのギャビン・ウィリアムズ、タイガースのタリク・スクーバル、ヤンキースのマックス・フリード、レッドソックスのギャレット・クローシェイ、カブスのマシュー・ボイド、パドレスのニック・ピベッタ。そのだれもが、グリーンのように3回で5点も奪われることはなかった。

 
「グリーンは真のエースになるための能力を備えている。メッツ戦(9月7日)で見せた12奪三振や、カブス戦(9月24日)での完封勝利がその証だ。しかし、不安定さと怪我の多さはエースの称号に値するものではない。こうした問題を解決しない限り、レッズファンはグリーンをエースと呼ぶのを止めるべきだ」

 グリーンとレッズは2023年4月に6年5300万ドルで契約を延長。28年シーズンまでの契約には、29年のクラブオプションも含まれている。

 ドジャース戦では先頭の大谷に本塁打を打たれたものの、2回に迎えた大谷との2度目の対戦ではカウント3-2から100.8マイル(約162.2キロ)のフォーシームを投げ込んで見逃し三振を奪った。前日会見で、故郷ロサンゼルスでのポストシーズン初先発を「本当に誇らしい気持ち」と語っていた26歳の剛腕は、この先、どんな成長を遂げるのか。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】大谷翔平がワイルドカード・シリーズの初戦で驚愕の2発!

 
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