現地10月13日（日本時間14日）、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でミルウォーキー・ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ（NLCS、７戦４勝制）第１戦に臨み、２対１で勝利した。ただ、薄氷の勝利を飾った指揮官の采配には、SNSで賛否両論が飛び交っている。

　２点リードの９回に佐々木朗希を２番手として救援マウンドに送ると、一死から四球、二塁打、犠飛で１失点。さらに四球を与え、二死一、三塁となると、ロバーツ監督はここで動いた。３番手に起用したブレイク・トライネンが、四球で満塁のピンチを迎えながらも空振り三振で火消しに成功した。

  　試合後、日夜ドジャースの情報を発信する『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は、自身のXを更新。「もしブルワーズがこの試合に勝っていたら、トライネンを起用するロバーツ監督の采配は、おそらく猛烈に批判されていただろう」とその是非に言及した。

　続く文面では、「ロバーツ監督がトライネンを信じ、ドジャースの初戦勝利という形で報われた。このポストシーズンでずっと正しい決断を下し続けている」と称賛の言葉を並べた。

　レギュラーシーズンの終盤戦や、フィラデルフィア・フィリーズとの地区シリーズ第２戦の９回に３連打で２点を失ったトライネンの登板に、いまだ賛否両論があるなか、今回は大事な場面で37歳のベテラン右腕が結果を出した。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】満塁のピンチを迎えながら、最後はトライネンが火消しに成功