エースの必須アイテムが脚光を浴びている。
現地10月25日、山本由伸(ロサンゼルス・ドジャース)が敵地で行なわれたトロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ第2戦に先発し、9回4安打1失点8奪三振の完投でチームを5対1の勝利に導いた。試合中にはダグアウトで“黒いノート”に何かを書き込む姿が話題になった。
山本は立ち上がり、2本のヒットで無死一、三塁のピンチを招きながらも無失点で切り抜ける。2、3回も先頭打者に出塁を許す苦しい投球も、なんとか犠飛による1点だけにとどめた。
4回以降からはスプリット、この日冴えたカーブを有効的に使いながら尻上がりに調子を上げ凡打を積み重ねる。5、6回は球数も抑える省エネ投球でテンポ良くスコアボードにゼロを刻む。
7回に味方打線が2本のソロ弾で勝ち越すと、その裏は内野ゴロ3つで三者凡退。8回に4点のリードにかわると、緩いカーブと155キロ超えの直球を巧みに駆使して三者連続三振。圧巻のピッチングでブルージェイズ打線に付け入る隙を与えない。
9回のマウンドに上がった山本は三者凡退に抑え試合終了。105球を投げ切り、ポストシーズン2試合連続の完投を成し遂げた。ワールドシリーズの完投勝利は2015年のジョニー・クエト(カンザスシティ・ロイヤルズ)以来10年ぶり。ドジャースの投手では、1988年のオレル・ハーシュハイザー以来37年ぶりの快挙となった。
試合直後、現地のインタビューに応じた右腕は「初戦を落としていたので、今日は絶対勝たないといけない気持ちで入った」と気合十分だったと明かし、「とにかく1イニングずつ集中していった」と続けた。
現地の中継映像ではベンチでノートを開き、真剣な表情でペンを走らせメモする姿が抜かれた。よく見ると、各打者に対してゾーンを9分割にして決め球を投じる位置や配球のようなものが記されていた。SNS上では“由伸ノート”に興味津々。小さくない関心が注がれ、「気になる。何が書いてあるんだろう?」「オリックスの頃から使い続けている戦術分析ノートかな」「タブレットではなく紙のノートなの好感」「ルーキーの頃から勉強熱心」「こうやって努力してる結果の表れだね」といった反響が上がった。
米記者も注目したノートの秘密。試合後の記者会見でその件を問われると、「いつも全部の試合でやっていること。作戦面のことなどを書いています」と答えた。
ブルージェイズの強力打線に関して緻密な分析だったり、戦略意識の高さを窺わせた山本。マーク・プライアー投手コーチが横に座り、綿密な打ち合わせを行なう場面が毎イニング続いた。相手打者の傾向を徹底的に研究し、どんなタイプの打者なのかを理解しようと努める姿勢が大一番で生きた。
緻密さと闘志、そのすべてが記された“由伸ノート”こそが真の武器であり、歴史的な快投につながったかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ノートに何が書いてある?山本由伸がダグアウトで熱心にメモする姿
【記事】「美しい勝利の女神」「控えめ」ド軍奥さま会に現われた“大谷翔平の妻・真美子さん”の白シャツ姿にネット騒然!「赤ちゃんとデコピンはお留守番かな」
現地10月25日、山本由伸(ロサンゼルス・ドジャース)が敵地で行なわれたトロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ第2戦に先発し、9回4安打1失点8奪三振の完投でチームを5対1の勝利に導いた。試合中にはダグアウトで“黒いノート”に何かを書き込む姿が話題になった。
山本は立ち上がり、2本のヒットで無死一、三塁のピンチを招きながらも無失点で切り抜ける。2、3回も先頭打者に出塁を許す苦しい投球も、なんとか犠飛による1点だけにとどめた。
4回以降からはスプリット、この日冴えたカーブを有効的に使いながら尻上がりに調子を上げ凡打を積み重ねる。5、6回は球数も抑える省エネ投球でテンポ良くスコアボードにゼロを刻む。
7回に味方打線が2本のソロ弾で勝ち越すと、その裏は内野ゴロ3つで三者凡退。8回に4点のリードにかわると、緩いカーブと155キロ超えの直球を巧みに駆使して三者連続三振。圧巻のピッチングでブルージェイズ打線に付け入る隙を与えない。
9回のマウンドに上がった山本は三者凡退に抑え試合終了。105球を投げ切り、ポストシーズン2試合連続の完投を成し遂げた。ワールドシリーズの完投勝利は2015年のジョニー・クエト(カンザスシティ・ロイヤルズ)以来10年ぶり。ドジャースの投手では、1988年のオレル・ハーシュハイザー以来37年ぶりの快挙となった。
試合直後、現地のインタビューに応じた右腕は「初戦を落としていたので、今日は絶対勝たないといけない気持ちで入った」と気合十分だったと明かし、「とにかく1イニングずつ集中していった」と続けた。
現地の中継映像ではベンチでノートを開き、真剣な表情でペンを走らせメモする姿が抜かれた。よく見ると、各打者に対してゾーンを9分割にして決め球を投じる位置や配球のようなものが記されていた。SNS上では“由伸ノート”に興味津々。小さくない関心が注がれ、「気になる。何が書いてあるんだろう?」「オリックスの頃から使い続けている戦術分析ノートかな」「タブレットではなく紙のノートなの好感」「ルーキーの頃から勉強熱心」「こうやって努力してる結果の表れだね」といった反響が上がった。
米記者も注目したノートの秘密。試合後の記者会見でその件を問われると、「いつも全部の試合でやっていること。作戦面のことなどを書いています」と答えた。
ブルージェイズの強力打線に関して緻密な分析だったり、戦略意識の高さを窺わせた山本。マーク・プライアー投手コーチが横に座り、綿密な打ち合わせを行なう場面が毎イニング続いた。相手打者の傾向を徹底的に研究し、どんなタイプの打者なのかを理解しようと努める姿勢が大一番で生きた。
緻密さと闘志、そのすべてが記された“由伸ノート”こそが真の武器であり、歴史的な快投につながったかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ノートに何が書いてある?山本由伸がダグアウトで熱心にメモする姿
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