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MLB

「4点も取られなかったはず」大谷翔平の降板タイミングに元セーブ王が異論!「1対4だったら分からなかった」

THE DIGEST編集部

2025.10.30

ワールドシリーズ第4戦で先発した大谷。7回途中まで投げ、敗戦投手となった。(C)Getty Images

ワールドシリーズ第4戦で先発した大谷。7回途中まで投げ、敗戦投手となった。(C)Getty Images

 現役時代は日本ハムやダイエー(現・ソフトバンク)などで活躍し、最優秀救援投手(現・最多セーブ王)に輝いたことがある野球解説者の武田一浩氏が、自身のYouTube内でロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平について語った。

 大谷は、現地28日に行なわれたトロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ第4戦で「1番・DH兼投手」でスタメン出場。ピッチャーとしては6回0/3を93球、6安打6奪三振1四球4失点の内容で、負け投手になった。

 前回登板の現地18日に行なわれたナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦のミルウォーキー・ブルワーズ戦に続く勝利はならず、内容もブルワーズ戦の6回0/3を100球、2安打10奪三振、無失点から悪化したようにも見えるが、武田氏は「全然悪くはなかったし、リズムも良かった」とし、こう続ける。

「むしろ前回に投げた時よりも良かったと思う。たまたまスライダーが抜けたのを(3回にブラディミール・)ゲレーロJr.に(2ラン本塁打を)打たれて逆転されたけど、投げミスが少なく、抑えていた」

 そして、継投のタイミングに疑問を呈する。大谷は7回、その回の先頭打者と次の打者に連打を浴びて無死二、三塁のピンチを招き降板。2番手のアンソニー・バンダ、3番手のブレイク・トライネンともに相手打線に攻略され、一挙4点を失った。

 大谷の表情から投手交代に納得していなかったと推測する武田氏は、以下のように主張する。
 
「大谷で勝ってきたチームなので。ノーアウト二、三塁になったけど、あのランナー2人は大谷に任せて。点を取られるにしろ、取られないにしろ。そうすれば、チーム全体の沈み込みはなかったと思う。チームメイトも大谷が頑張ってきていると分かっているので、『あそこは大谷に任せようよ』という気持ちもあったと思う」

 そして結果的に抑えられなくても、続投すべきだったという見解を示す。

「代えなければ、点を取られない可能性があった。結局2点以上の点を取られた。2点で済んでいたところを結局4点取られたと思っている。1対4だったら(勝負の行方は)分からなかった」

 また「大谷で打たれて負けるのであれば、仕方がないと思わないといけない。開き直らないと。相手チームの監督は、見事に開き直って采配していたように見えた。その差だったのかもしれない」とも述べ、指揮官の決断力が勝敗に影響を及ぼしたとした。

 シリーズは4戦目を終え、2勝2敗のタイになった。次戦は現地29日にドジャー・スタジアムで開催される。

構成●THE DIGEST編集部

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