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侍ジャパン

「これはびっくり」オリックスが“WBC優勝右腕”に戦力外通告→育成打診に衝撃 励ましの声「絶対に戻ってきて」「またあの剛球を」

THE DIGEST編集部

2025.10.30

23年にWBC日本代表として活躍した宇田川。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

23年にWBC日本代表として活躍した宇田川。写真:梅月智史(THE DIGEST写真部)

 10月29日、プロ野球オリックスは宇田川優希、小木田敦也、東山玲士、大里昂生の4選手と来季の支配下選手契約を結ばないことを発表した。なかでも、2023年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)日本代表だった宇田川の名前には驚きと戸惑いの声が広がっている。

 宇田川は2020年育成ドラフト3位指名で仙台大から入団。22年7月に支配下登録されると、150キロ超の直球とフォークを武器に19試合に登板して2勝1敗3ホールド。中継ぎとして防御率0.81とブレイクし、チームのリーグ連覇に貢献した。

 その活躍が侍ジャパンの栗山英樹(当時)監督の目にとまり、WBC日本代表に初選出。2試合に登板して無失点と14年ぶりの世界一に貢献した。2月の宮崎合宿では減量に苦しみ、さらにNPBを代表するスター選手揃いの侍ジャパンに委縮し、なかなかチームメイトと距離を縮められずにいた。そんな右腕をメジャーリーガーとして唯一合宿から参加していたダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)が気にかけ、夜に焼き肉店で行なわれた投手会の決起集会を開催。みんなで記念写真を撮り一気に打ち解け、ダルビッシュが「宇田川会」と命名してSNSにアップ。ほっこりエピソードがファンの間で話題を呼んだ。

 同年、宇田川はレギュラーシーズンで自己最多46試合に登板して防御率1.77をマークしたが、24年は肩や肘の故障で13試合の登板にとどまった。今年3月11日に右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称=トミー・ジョン手術)を受け、今季は一軍登板がなかった。
 
 元侍戦士の戦力外というリリースに野球ファンは少なからず衝撃を受けており、ネット上では「マジか...」「これはびっくり」「プロ野球世界で生き残るのは厳しい」「頑張れ宇田川」「またあの剛球を見せて欲しい」「しっかり完治させて絶対に戻ってきて」といった、エールが続々と送られた。

 なお、球団は宇田川を含め4選手と育成での再契約を打診している。育成からの復活を期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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