トロント・ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.は、現地10月29日に行なわれたワールドシリーズ第５戦のロサンゼルス・ドジャース戦で２番・ファーストでスタメン出場。初回の初打席で豪快なソロ本塁打を放った。

　１番のデービス・シュナイダーが先頭打者ホームランを叩き込んだ直後の打席で、カウント０－１から相手先発のブレイク・スネルが投じた154キロのストレートをフルスイング。見事に２者連続となるソロ本塁打をマークし、チームの６対１の勝利に貢献した。

　試合終了直後にフラッシュインタビューに応じたゲレーロJr.は「ワールドシリーズ２本目のホームランですけど、それよりもこの試合に勝てたことが嬉しいです」と喜ぶ。
  　今ポストシーズン（PO）では、すでに８本塁打。好調の要因を問われると「とにかく、自分としては楽しみながらも勝つこと、それに常に集中しています。それが良い結果に出ていると思います」と答えた。

　チームは３勝２敗とし、王手をかけた状態で地元のトロントに帰る。ゲレーロJr.は「トロントに帰って、家でゆっくり寝て、休んで、次は必ず勝ってワールドチャンピオンになりたいと思っています」と力強く語り、最後に「アリガトウゴザイマス」と日本語で挨拶した。

　主砲ゲレーロJr.を擁するブルージェイズは、1993年以来32年ぶりの世界一はなるか。大一番のWS第６戦は現地10月31日、ロジャース・センターで行なわれる。

構成●THE DIGEST編集部

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