米スポーツ専門メディア『CLUTCH POINTS』は現地11月18日、今オフのMLB球団移籍を目指す今井達也（埼玉西武ライオンズ）の入団先候補を４チーム選出。各チームの状況と今井がどのようにフィットするかを紹介した。

　第４位はサンディエゴ・パドレス。ダルビッシュ有が右ひじの手術により来季全休となるほか、エース格のディラン・シースやマイケル・キングがFAで離脱する可能性が高いなど、先発投手を必要としている状況。今井が入団した場合、「パドレスがエース獲得に動かない限り、他のチームや優勝候補よりも多くを求められるだろう」とローテーションの高い順位を守ると予想した。

　続いて、千賀滉大のトレード放出の可能性が高まっているニューヨーク・メッツを第３位に置いた同メディア。パドレスと同じく弱点である先発ローテーションの４番手としてチームに貢献できると主張する。
  　第２位はサイ・ヤング賞投票で２位となったギャレット・クローシェイ率いるボストン・レッドソックスで、「いくつか欠けているピースがある」状況のなかで、今井がそのピースになり得ると期待。「彼（今井）が加入すれば、致命的な破壊力の投手陣になるだろう」と見通した。

　そして第１位に同メディアは、「今井にとって完璧なチーム」としてサンフランシスコ・ジャイアンツを選んだ。同チームは今オフにジャスティン・バーランダーがFAに。その穴に今井を当てはめられれば、ローテーションを堅実なものにできると同メディアは見通す。

　またジャイアンツは2025年シーズン、現在29歳のローガン・ウェブがリーグ最多奪三振、34歳ロビー・レイもオールスター選出と両投手がチームをけん引し81勝81敗とポストシーズンを目指せる位置に。両投手がメンターとなり、現在27歳の今井が「次のローテーションの顔となる若手先発」に成長しうるとのシナリオも描いた。

　今井の注目度は現地でも高く、米紙『New York Post』のジョン・ヘイマン記者は自身のXで「最速99マイル（約160キロ）を投げるこの右腕は、ディラン・シース（サンディエゴ・パドレス）とフランバー・バルデス（ヒューストン・アストロズ）と並んで、FA投手のトップ３に入るだろう」と絶賛。各所から大きな期待がかかる今井は今オフ、どの道を選ぶのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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