NPBやMLBを経て現在はBCリーグ栃木ゴールデンブレーブスでプレーする川﨑宗則がBS10で放送された「ダグアウト!!! 野球トークバラエティ」に出演。イチロー（シアトル・マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター）の凄さを回想した。

　ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で２回共闘したイチローを大いに慕う川﨑は、福岡ソフトバンクホークスを経て2012年にマリナーズに移籍。球団でもチームメイトとなり、食事をともにする機会があったことを明かす。

　そのなかで４日間の遠征時にピザ屋に誘われた川﨑は、迷うことなく同行。そこで味わったチーズピザの美味しさに感動したという。そのあと２日目、３日目も同じ店に行き、同じピザを頼んだ２人。川﨑が３日目で“限界”を迎えるなか、イチローは４日目まで美味しそうに食べていた。その様子から日本が誇るレジェンドの凄さを、こう感じた。
  「４日目が一番美味しく食べていた。これがイチロー先輩との差だなと。前の日のピザを引きずっている俺と、全く引きずらない先輩。イチローさんが野球選手として、必ず同じルーティンを淡々とする。やらないといけない使命感じゃなくて、それをやりたいという新鮮な気持ち」

「それぐらいイチローさんって、毎日を楽しく新鮮に過ごす。みんなはストイックなイメージを持っているじゃないですか。そんなことはなくて。めちゃくちゃ明るい。何なら僕より根は明るい人。めっちゃ面白いですよ」

　2019年３月の現役引退以降もトレーニングを続けているイチローは、52歳になった今も現役時代と変わらないアスリート体型を維持。草野球チーム「KOBE CHIBEN」での女子高校野球選抜チームとの真剣勝負や、高校野球でのプレーをまじえての指導など野球の普及活動を展開している。日本球界が生んだ安打製造機は今も毎日、新鮮な気持ちで野球を楽しんでいるのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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