現地12月７日、スポーツメディア『The Athletic』が、ピッツバーグ・パイレーツがフリーエージェント（FA）のカイル・シュワーバーに対し、４年総額１億ドル（約155億円）を超える大型オファーを提示したと報じた。パイレーツがFA選手に１億ドル規模の契約を提示するのは球団史上初の試みとなる。

　同メディアによると、パイレーツは以前から長打力のある中軸打者の補強を検討しており、キャリアハイの56本塁打を記録し、球界最高のリーダーのひとりとしても評価されるシュワーバーを打線の中心を担える存在として高く評価しているという。
  　パイレーツはFA契約におけるこれまでの最高額が、2014年12月に左腕フランシスコ・リリアーノに提示した3900万ドル（約60億円）であり、このオファーは球団史上極めて異例の動きとなっている。

『The Athletic』のティム・ブリットン記者は、シュワーバーの市場価値を「５年総額１億4500万ドル（約225億円）」と予想しており、パイレーツ側も自らが最高額入札者にならない可能性が高いことも認識しているという。

　シュワーバーは今後２週間以内に決断を下す見通しで、パイレーツは競り負けた場合、ホルヘ・ポランコ（前シアトル・マリナーズ）、ライアン・オハーン（前サンディエゴ・パドレス）、岡本和真（前読売ジャイアンツ）ら、他のFA選手との契約に切り替える可能性も示唆している。
　
　今回の異例の大型オファーは、本格的な補強を通じてチームの再建を加速させたいという、球団の並々ならぬ強い意思の表われと見て取れる。

　この報道を受け、ファンからはSNS上で「獲得して欲しい」「サイ・ヤング賞と本塁打王、 本気だな」「スキーンズのためにも」「打線を強化したいよね」「来たところで」「ロマンがあるな」「行かないでしょ」など、様々な声が寄せられた。

構成●THE DIGEST編集部

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