山本由伸（ロサンゼルス・ドジャース）が来年３月に開幕するワールド・ベースボール・クラシック（WBC）への参加決定を、現地12月11日に米国の複数メディアが報じた。

　すでにチームメイトの大谷翔平が、11月に自身のSNSでWBC出場を表明。ドジャースのエースとしてワールドシリーズMVPに輝くなど大活躍した右腕も、前回大会に引き続き侍ジャパンに加わる。

　日本の野球ファンが沸いた朗報に、韓国メディア『マイデイリー』も反応している。同メディアは「大谷＋山本でも日本は恐ろしい、２人で１試合を終わらせることができる...ドジャースはヒヤヒヤするだろう」と所属球団による２人への心配に気を配りつつ、１次リーグで日本と同じプールCに入っている韓国にとって参加表明は脅威であると言及。不参加が濃厚な佐々木朗希にも触れ、こう主張する。
  「大谷、山本、佐々木が全員出場する日本は恐怖の対象だ。しかし、佐々木が（26年大会は）いないからといって日本が強豪国でなくなるわけではない。大会２連覇を狙う強力な優勝候補だ。特に大谷と山本だけで１試合を確実に抑えることができる」

　そしてプールCについて「韓国をはじめ、日本、台湾、オーストラリア、チェコで構成されている。大谷が二刀流をする場合、大谷と山本が現実的に韓国と台湾を相手に１試合ずつ先発で出場する可能性が高い。韓国は今から徹底的な対策が必要だ」と展望した。

　山本本人からの正式な参戦表明はまだないが、隣国は日本への警戒心を強めている。

構成●THE DIGEST編集部

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