タイラー・グラスノーが、ロサンゼルス・ドジャースに残留するようだ。

　今オフの移籍市場で、ドジャースがグラスノーを放出する可能性を米メディアは盛んに報じていた。たとえば、放送局『ESPN』のアルデン・ゴンザレス記者は、２年連続サイ・ヤング賞受賞者のタリク・スクーバル（デトロイト・タイガース）を獲得するため、「ドジャースがトレードの一部にグラスノーを組み込む用意がある」と伝えていた。

　ほかにもグラスノーに関する移籍報道が多くあり、そのような米メディアの憶測報道が、グラスノー本人にも届いていたようだ。『MLB.com』のシャンティ・セペ＝チェプル記者は現地12月14日の記事で、「グラスノーは14日にMLBネットワークラジオのインタビューで、いくつかの説明をした」と伝えた。

  「グラスノーは、“私がトレードされる噂をいくつか聞いた。何を信じればいいのか分からなかった。でも、アンドリュー・フリードマン（ドジャース編成本部長）とフロントと話をしたら、君はどこにも行かないよ、と言ってくれた。だから私がトレードされることはないだろう。球団を信頼している”と語った」

　32歳の右腕は2024年にドジャースに加入。キャリアを通じて故障が多いなか、24年に９勝６敗、防御率3.49、25年には４勝３敗、防御率3.19をマークした。ドジャースとの契約は28年までで、その28年は3000万ドル（約46.5億円）の球団オプションか、2156万2500ドル（約33.4億円）の選手オプションとなっている。

構成●THE DIGEST編集部

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