ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手は12月17日、都内で行なわれた「第55回日本プロスポーツ大賞授賞式典」で囲み取材に応じた。右肩の故障で長期離脱を強いられた１年目から大きく飛躍を遂げた日本のエースが３年目の活躍を誓った。

　山本はメジャー２年目の今季、30試合に登板して防御率2.49、12勝８敗、クオリティスタート18回、201奪三振の成績でサイ・ヤング賞投票３位にランクイン。さらにワールドシリーズ（WS）では第２戦、６戦で勝利を挙げると“中０日”で第７戦の９回途中からリリーフ登板し２回２／３を無失点、１被安打の熱投でチームを初の連覇に導き、日本人投手初となるWSのMVPに輝いた。
  　山本は充実の１年について、「２年目のシーズンで２度目のWSでまた優勝を経験して、本当に他で代えようのない最高の経験をさせていただいた。去年も経験させていただいて、さらに成長を感じられた」と振り返った。

　さらに、「オフシーズンに入ったが、しっかり気を引き締めて練習に励んでまた成長した姿をファンの皆さんに見せられるように頑張りたい」と意気込んだ山本。「毎年自分の中の最高のシーズンを更新していけたら１番良いなと思う」とさらなる飛躍へ意欲を見せた。

取材・文●谷健生（THE DIGEST編集部）

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