現地12月18日、ロサンゼルス・ドジャースのテオスカー・ヘルナンデスが、来季の春季トレーニング開始までにトレードで放出される可能性があると、地元メディア『Dodgers Nation』が報じた。

　現在、フリーエージェント（FA）市場で注目を集めるカイル・タッカー（前シカゴ・カブス）、コディ・ベリンジャー（前ニューヨーク・ヤンキース）の去就が、その判断に影響を与えるとみられている。
  　T・ヘルナンデスは打撃面で高い評価を受ける一方、外野守備には課題を抱えている。来季も残留した場合、守備負担を軽減する目的で左翼起用が検討される可能性があるという。

　米スポーツメディア『The Athletic』のファビアン・アルダヤ記者は、この配置転換について「可能性はある」と指摘。T・ヘルナンデスの守備面の課題が、球団の編成判断に影響を与える可能性を示唆した。

　さらに、同記者は具体的なトレードのタイミングについて「もしドジャースが最終的にT・ヘルナンデスを放出するとなれば、それはタッカーやベリンジャーらの去就が決まる頃だろう」と予測。「両選手の獲得を逃した球団が、代替案としてT・ヘルナンデスに方向転換する可能性がある」との見解を示した。

『Dodgers Nation』によると、ドジャースはT・ヘルナンデスに関するオファーに耳を傾けているものの、安易に放出する考えはないという。２年連続でポストシーズンにおいて勝負強さを発揮してきた打撃力は、依然として高く評価されている。

　今後は大物２人のFA市場での決着が、T・ヘルナンデスの立場を左右する重要な分岐点となりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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