来年３月に開幕する第６回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）に向け、各国の代表選手が続々と大会参戦を表明している。日本は大谷翔平（ロサンゼルス・ドジャース）が自身のSNSで前回に引き続き参加を表明。大会連覇へ機運が高まりつつあるなか、2017年以来の覇権奪還を狙う米国代表は超豪華メンバーを揃いつつある。

　これまで米国代表としてWBC参戦を表明しているのは、リーグMVP３度のアーロン・ジャッジ（ニューヨーク・ヤンキース）、今季リーグ本塁打王に輝いたカイル・シュワーバー（フィラデルフィア・フィリーズ）、カル・ローリー（シアトル・マリナーズ）が名を連ねた。

　さらに現地23日（日本時間24日）には、通算363発を放ちリーグMVPを２度受賞したフィリーズの強打者ブライス・ハーパーが自身のSNSに米国代表のユニホーム姿の写真を投稿。自身初のWBC出場を表明し、野手陣は最強の布陣が揃いつつある。

　スラッガーだけではない。投手陣に目を向ければ、ポール・スキーンズ（ピッツバーグ・パイレーツ）、タリク・スクーバル（デトロイト・タイガース）と25年シーズン両リーグのサイ・ヤング投手が集結。他にも今季15勝を挙げリーグ最多224奪三振を記録したローガン・ウェブ（サンフランシスコ・ジャイアンツ）、ヤンキースの守護神デビッド・ベッドナー、球速104.5マイル（約168.1キロ）を誇るサンディエゴ・パドレスの剛腕メイソン・ミラーの参戦も明らかになった。
  　投打で全米オールスターの様相を呈してる銀河系軍団。米国代表を率いるマーク・デローサ監督はNetflixの公式X日本語版アカウント『World Baseball Classic』に登場。インタビューのなかで日本に対する印象を次のように明かしている。

「2023年の日本の全試合を徹底的に見直した。日本は先発が揃っている。大谷翔平、山本由伸（ともにドジャース）、他にも今永昇太（シカゴ・カブス　※未定）がいる。特に山本の今季ポストシーズンの働きは見事だった。日本はチーム全員が切磋琢磨し、団結し、勝つための努力を惜しまない。前回は２対３で負けたが、大会史上最高の名場面が生まれた。再びあの感動をファンに届けたい」

　2023年は決勝で大谷がマイク・トラウト（ロサンゼルス・エンジェルス）からスイーパーで空振り三振を奪い、14年ぶりの世界一を勝ち取った。２大会ぶりの優勝に向け、かなりの本気度をみせている米国相手に侍ジャパンは本大会でどのような布陣で挑むのか。こちらも目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

日本の深夜に届いたメジャー超大物のWBC参戦電撃発表！ 米国代表が最強チーム結成を着々…侍ジャパンにまた脅威