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プロ野球

【楽天野手陣の最新序列は?】定位置確約は浅村、銀次、島内だけ。遊撃はドラ1・小深田が開幕レギュラーに!?

田口元義

2020.03.21

不振の茂木にかわってドラ1・小深田が台頭の予感! 写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

不振の茂木にかわってドラ1・小深田が台頭の予感! 写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 猛威を振るう新型コロナウイルスの影響で開幕は延期になったが、いずれの球団も来るべき時に備えて準備を進めている。果たして、楽天の野手陣はどのような陣容で開幕を迎えるのか。一軍で出場機会を得られそうな選手を対象に、キャンプやオープン戦で見えてきた現時点での序列を整理する。

<記号の見方>
◎=不動のレギュラー、〇=有力レギュラー候補、△=バックアップ、★=将来のレギュラー、×=故障離脱中/開幕二軍濃厚

【捕手】
〇太田光
〇足立祐一
△山下斐紹
△堀内謙伍
×岡島豪郎

 不動の扇の要だった嶋基宏がヤクルトへ移籍したことで、今季は正捕手争いが激化する。筆頭候補は2年目の太田だ。昨季は岸ら熟練投手とコンビを組むなど55試合に出場したが、チームトップの65試合でマスクをかぶった堀内、安定したリードの足立、パンチ力のある山下と対抗馬は多い。故障から出遅れた岡島も、シーズンでは捲土重来を目指す。

【一塁手】
◎銀次
△内田靖人
△鈴木大地【NEW】
△山下斐紹

 昨季、4年ぶりに打率3割をマーク。32歳になっても衰え知らずの銀次が、今季も一塁に君臨。18年に初の2ケタ本塁打を記録し、今年は浅村と自主トレを行いレベルアップした内田もポジションを狙う。内野を全てこなせる鈴木に、打力の高い山下もフォローする。

【二塁手】
◎浅村栄斗
△山崎幹史
△藤田一也

 FA移籍1年目の昨季にキャリアハイの33本塁打、二塁手として初のゴールデン・グラブ賞に輝いた浅村の存在は揺るがない。故障しない限り、143試合フルイニング出場は固いだろう。バックアップにも、浅村が獲得した守備の最高栄誉を3度受賞した藤田、成長著しい3年目の山崎幹と、頼もしいメンツが揃う。
 
【三塁手】
〇鈴木大地【NEW】
〇ウィーラー
△内田靖人
△渡辺直人
△藤田一也

 FAでロッテから移籍し、オープン戦でも結果を残した鈴木大が一歩リード。楽天5年間で106本塁打を記録した長距離砲のウィーラーも、コンディションが安定すればレギュラーポジションを死守できる。一塁も守る内田は三塁での出場も目指し、コーチ兼任の渡辺直、藤田とバックアップ要因も強力。

【遊撃手】
○茂木栄五郎
○小深田大翔【NEW】
△藤田一也

 コンディション不良により二軍で再調整していた新主将の茂木に代わり、オープン戦で存在感を示したのが、ドラフト1位ルーキーの小深田だ。3盗塁、守備でも堅実なプレーで首脳陣の評価を高めた。開幕スタメンが濃厚と見られるが、茂木との競争も熾烈を極める。
 
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