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MLB.comが「サイ・ヤング賞を獲得したことがない最高の投手」を特集!「今後受賞する可能性のある現役投手」にダルビッシュも選出

2020.03.30

セール(左)はサイ・ヤング賞投票では17年の2位が最高。ダルビッシュ(右)も13年に2位で惜しくも受賞を逃している。(C)Getty Images

セール(左)はサイ・ヤング賞投票では17年の2位が最高。ダルビッシュ(右)も13年に2位で惜しくも受賞を逃している。(C)Getty Images

 メジャー歴代最多の511勝を挙げたサイ・ヤングが、153年前の今日(1867年3月29日/現地時間)に誕生したことを記念し、MLB.comでは「サイ・ヤング賞を受賞したことがない最高の投手」について、4つのカテゴリー別の特集記事を掲載した。日本人投手からは唯一、ダルビッシュ有(カブス)の名前が挙げられた。

 最初のカテゴリは「サイ・ヤング賞が制定された56年以前に活躍した投手」。ここではヤングに次ぐ歴代2位の417勝を挙げたウォルター・ジョンソンを筆頭に、同3位の373勝を挙げたグローバー・アレクザンダーとクリスティ・マシューソン、最優秀防御率のタイトルを歴代最多の9回受賞したレフティ・グローブ、24連勝のMLB記録を持つカール・ハッベルの5人の名が挙げられた。
 
 続いては、「チャンスはあったが惜しくも受賞できないまま引退した投手」。歴代最多の通算5714奪三振を挙げ、同じく最多の7度もノーヒッターを達成し、歴代最高の投手の1人に数えられるノーラン・ライアンは、サイ・ヤング賞投票では73年の得票2位が最高だった。同じようにカート・シリング、バート・ブライレブン、マイク・ムシーナ、ケビン・ブラウンはいずれも通算200勝以上と長く活躍し、タイトルの獲得経験もあるが、惜しくもサイ・ヤング賞受賞は逃している。

 その次は「今までに獲得したことがなく、今後も受賞の可能性が低い現役投手」。ここでは、アダム・ウェインライト(カーディナルス)、コール・ハメルズ(ブレーブス)、ジョン・レスター(カブス)、マディソン・バムガーナー(ダイヤモンドバックス)、ジョニー・クエイト(ジャイアンツ)の名前が挙げられた。いずれも全盛期を含めてチームの「主力」ではあったものの、突き抜けたシーズンや他に突出した選手がいた関係で受賞を逃している。一番若いバムガーナーでも30歳とあって、今後の受賞可能性が低いとみられている。

 だが、サイ・ヤング賞の最年長受賞記録は、04年のロジャー・クレメンス(当時アストロズ)の42歳。それを思えば、彼らにもまだチャンスはあるはずだ。
 

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