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大学野球

“戦国東都”の注目選手はこの6人!今季の“ドラフト候補生”を一挙紹介

大友良行

2020.04.09

戦国東都のドラフト候補生たち。左から牧、矢野、小川。写真:大友良行

戦国東都のドラフト候補生たち。左から牧、矢野、小川。写真:大友良行

“戦国東都”の強者たちも新型コロナウイルスの脅威にさらされ、4月6日に予定していた春季リーグの開幕が延期となった。7日に政府から緊急事態宣言が発令されたこともあり、現時点で開幕の見通しはまったく立っていない。しかし、各校ともドラフト候補を中心に、来るべき時を待っている。神宮に躍り出て活躍する注目選手は誰か。東都大学1部リーグの各校からドラフト候補6選手をピックアップしてみた。

●牧秀悟(中央大/二塁手)
178㎝・93㎏、右投右打、長野県出身、松本第一高
 昨秋にMVPと3回目のベスト9を獲得し、15年ぶり25回目のリーグ優勝に導いた立役者。昨春もジャスト4割の打率で首位打者になり、その存在感を発揮した。一塁到達タイムが4.3秒と足もある。長打率は.420でバックスクリーンまで運ぶ力も。全身を使ってフルスングして遠くへ飛ばすパンチのあるバッティングは秀逸で、逆方向にもバットがスムーズに出る。目標は坂本勇人(巨人)と鈴木誠也(広島)。主将を務める逸材は、1位指名もあり得るだろう。
 
●矢野雅哉(亜細亜大/遊撃手)
173㎝・71㎏、右投左打、兵庫県出身、育英高
 昨秋に.415で首位打者とベスト9を獲得、今春から主将の重責を負うチームの軸だ。肩が滅法強く遠投は128m、ホームから外野フェンスに直接当てるほどだ。2年春からレギュラーで62試合135打数34安打、通算打率.252の記録を残し、出塁率.377、盗塁9と足と選球眼も兼備している。一塁到達タイムは4.10秒。守備で流れを引きよせる選手でもあり、三遊間の打球はノーステップで、一塁へワンバンド送球してアウトにする。今季の目標は「ノーエラーと10盗塁」とか。同大のOBである井端弘和(元中日)の再来と評されている。

●小川龍成(国学院大/遊撃手)
172㎝・72㎏、右投左打、群馬県出身、前橋育英高
 キレのあるフットワークで打球に追いつき捕ってからスローイングまで、流れるような動きで無駄がない堅実な守備を見せるキャプテン。小学から野球を始め、高校では1年夏からレギュラーで2番打者を務めた。小柄だが3年夏に甲子園に主将4番で出場。センター中心だが左方向へも打ち、チャンスを広げるバッティングが出来る。大学1年春からベンチ入り。2年春にはレギュラーを獲り、打率4割でベスト9。昨秋には、亜細亜大との最終戦で右翼に本塁打も放った。足は50m5.9秒。「まずはチーム日本一。プロ入りはその先」と目標をしっかりと定めている。
 

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