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プロ野球

明日スタートの韓国プロ野球・開幕投手が決定。元楽天の右腕やメジャーリーガーらが大役を務める

2020.05.04

韓国のエース・ヤン(右)、元楽天のブリガム(左上)、メジャーで2ケタ勝利2度のストレイリー(左下)らが、明日開幕のKBOで先発する。写真:金子拓弥/THE DIGEST写真部&(C)Getty Images

韓国のエース・ヤン(右)、元楽天のブリガム(左上)、メジャーで2ケタ勝利2度のストレイリー(左下)らが、明日開幕のKBOで先発する。写真:金子拓弥/THE DIGEST写真部&(C)Getty Images

 明日5月5日、韓国プロ野球・KBOが開幕を迎える。世界のプロ野球リーグでは、4月12日に最速スタートを果たした台湾に次ぐ復活となった。

 開幕を翌日に控え、KBO計10チームは開幕投手を発表している。7人の元メジャーリーガー、プレミア12で日本と対戦した左腕、そして、元NPB出身右腕など多士済々の面々が名を連ねた。

【開幕投手】
ラウル・アルカンタラ(斗山) vs チャ・ウチャン(LG)
ワーウィック・サーポルド(ハンファ) vs ニック・キンガム(SK)
ドリュー・ルチンスキー(NC) vs ペク・チョンヒョン(サムスン)
ダン・ストレイリー(ロッテ) vs オドリサマー・デスパイネ(KT)
ジェイク・ブリガム(キウム) vs ヤン・ヒョンジョン(起亜)

 3人の韓国人投手を除き、7人の助っ人はいずれも元メジャーリーガーだ。特に実績を誇るのが、ロッテ・ジャイアンツのダン・ストレイリー。シンシナティ・レッズ時代の2016年に14勝、防御率3.76と活躍した。SKワイバーンズのニック・キンガムは、メジャーでは成績を残せなかったものの、ピッツバーグ・パイレーツ時代は将来を嘱望されていた有望株。28歳の右腕はここ最近のトレンドである韓国からの“MLB逆輸入”を狙っている。
 
 日本に馴染みのある投手も大役を任された。キウム・ヒーローズのジェイク・ブリガムは、16年に東北楽天でプレー。長身からのシンカーを武器に活躍を期待されたが制球に苦しみ、11登板&防御率5.24と結果を残すことができなかった。しかし、17年からKBOに移ると、変化球の精度が増して3年連続2ケタ勝利をマークするなど好成績を残している。

 韓国人投手では、起亜タイガースのヤン・ヒョンジョンの名を知っている人も多いはず。昨年のプレミア12で日本との決勝戦での先発を任された左腕だ。昨年はKBOで最優秀防御率のタイトルも獲得した。

 こうして開幕投手が発表されるだけでも、興奮度は一気に高まってくる。日本もアメリカも、新型コロナウイルスを封じ込め、少しでも早く野球が開幕することを願うばかりである。

構成●SLUGGER編集部
 
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