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プロ野球

【若手有望株ランキング:11~25位】郡司ら大型捕手や最速158キロ投手がランクイン。根尾は意外にも…

城ノ井道人

2020.05.10

トップ10圏外にも魅力的なプロスペクトが数多くいる。右上から時計回りに根尾、藤原、郡司、平良。/写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)、徳原隆元、山手琢也

トップ10圏外にも魅力的なプロスペクトが数多くいる。右上から時計回りに根尾、藤原、郡司、平良。/写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)、徳原隆元、山手琢也

 未来のプロ野球を担う若手有望株は誰か。将来性、潜在能力、ポジションを考慮しながら2020年のプロスペクト(若手有望株)・ランキングを作成した。11~25位は、甲子園を沸かせたスターや育成出身選手など多士済々な選手が集まった。(対象:2020年シーズンで満25歳以下、投手は一軍通算50イニングもしくは30試合登板未満、野手は出場100試合未満)

11位:郡司裕也[中日・捕手]
(ぐんじ・ゆうや/23歳/右投右打)
 東京六大学で三冠王に輝いた強打の捕手。通算BB/K(四球÷三振)は1.30と抜群の選球眼を誇り、今季は開幕正捕手のチャンスもある。守備は課題とされるが、修正が効く範囲内。むしろピッチトンネルを意識したリードなど、慶応卒の頭脳に期待できそう。彼をドラフト4位で指名できたのはラッキー?

12位:栗原陵矢[ソフトバンク・捕手/外野手]
(くりはら・りょうや/24歳/右投左打)
 アマチュア時代から売りだった打撃に磨きがかかり、プロ5年目の昨季は二軍55試合で打率.323、9本塁打、OPS.926と打ちまくった。その打力は捕手以外のポジションでも十分に合格点レベルで、このままベンチに置いておくのはもったいない気もする。

13位:藤原恭大[ロッテ・中堅手]
(ふじわら・きょうた/20歳/左投左打)
 超高校級と期待されたプロ1年目の昨季は開幕一軍入りを果たしたもののすぐ降格、二軍でもOPS.619とやや壁にぶつかった格好だ。だが、打撃フォームも含めてまだ基礎作りで、焦る必要はない。センター守備のセンスに加え、今年はキャンプでの対外試合で特大本塁打を放つなど、随所にスターの資質を感じさせる。

14位:石橋康太[中日・捕手]
(いしばし・こうた/20歳/右投右打)
 昨季は高卒1年目ながら一軍出場を果たし、初スタメンの試合でタイムリー三塁打を放つなど爪痕を残した。強肩でキャッチングに定評があるが、高校通算57本塁打とパワーもある。数年後は3歳年上の郡司との正捕手争いが激しくなっているかもしれない。
 
15位:頓宮裕真[オリックス・捕手/一塁手]
(とんぐう・ゆうま/24歳/右投右打)
 大学日本代表の4番を務めた強打が魅力。単なる力自慢ではなく、二軍では三振数以上の四球を選んでOPS.847と結果も残している。昨年6月に捕手再転向を直訴。“打てる捕手”として一軍定着を目指す。

16位:伊藤裕季也[DeNA・二塁手/三塁手]
(いとう・ゆきや/24歳/右投右打)
 大卒1年目の昨季、一軍初スタメンでいきなり2本塁打を放ったパワーが持ち味。今季は一軍定着が期待される。打撃の不確実性や三振の多さ、守備の不安定さなど弱点もいくつかあるが、二塁にとどまってパワーを発揮できれば、チームにとって貴重な存在となるだろう。

17位:根尾昂[中日・遊撃手/二塁手/外野手]
(ねお・あきら/20歳/右投左打)
 プロ1年目は二軍でも打率.210、2本塁打と結果を残せなかった一方、シーズン終盤は強い当たりを連発していた。優等生ぶりがとかく話題になるが、選手としてはまだダイヤの原石。豊かな資質を実戦に反映させる術を習得できれば、一気に伸びる可能性もある。

18位:万波中正[日本ハム・外野手]
(まんなみ・ちゅうせい/20歳/右投右打)
 長身で引き締まった肉体から逆方向へも柵越えを放つ長距離砲。プロ1年目の昨季は二軍でイースタン4位の14本塁打を放った。三振率36.3%は危険水域ではあるが、そのパワーは大砲不在のチームに足りない部分でもある。ハイリスク・ハイリターンの“楽しみ”な存在だ。
 
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