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大学野球

全日本大学野球選手権大会が史上初の中止。「選手や関係者の安全、健康を最優先に考え」理事会で決定

THE DIGEST編集部

2020.05.12

昨年は明治大が38年ぶりの優勝を果たした全日本大学野球選手権。今年は新型コロナの影響により史上初の中止に。写真:朝日新聞/日刊スポーツ

昨年は明治大が38年ぶりの優勝を果たした全日本大学野球選手権。今年は新型コロナの影響により史上初の中止に。写真:朝日新聞/日刊スポーツ

 公益財団法人全日本大学野球連盟が12日、8月12日からの開催が予定されていた第69回全日本大学野球選手権大会の中止を発表した。

 全国各地の春季リーグ戦の優勝チームが集まる全日本大学野球選手権だが、その代表を決めるための試合を行なう必要がある。しかし、緊急事態宣言が5月31日まで延長されたことで、春季リーグ戦が開催可能になるのは早くとも7月以降になることが濃厚となった。

 そこで連盟は理事会を開き「加盟校の選手や関係者の安全、健康を最優先に考え」今年の大会を中止することを決断した。中止は史上初めてとなる。
 
 全日本大学野球選手権は全国26連盟の春季リーグ戦を勝ち抜いた大学が参加する大会で、昨年は東京六大学の明治大学が優勝している。例年6月に行なわれていたが、今年は新型コロナウイルスの影響で8月に延期され、開催に向けて模索が続けられていた。

 なお、この決定は各連盟の春季リーグ戦を一律に中止するものではない。リーグ戦開催の是非は、地方自治体や加盟大学との協議の上、各連盟に判断がゆだねられる見通しだ。

構成●THE DIGEST編集部
 

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