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プロ野球

「ようやく仙台の空気が合ってきた」涌井秀章が被安打1の快投。打線も繋がり、楽天の連敗は3でストップ

THE DIGEST編集部

2020.07.16

涌井は「前回情けなかったので、野手のみんなに恩返しのつもりで投げた」と振り返った。(C)THE DIGEST

涌井は「前回情けなかったので、野手のみんなに恩返しのつもりで投げた」と振り返った。(C)THE DIGEST

楽天11-0西武/7月15日/楽天生命パーク

 投打がかみ合った楽天が本拠地で西武に大勝し、連敗を3で止めた。

 楽天先発の涌井秀章は立ち上がりから圧巻のピッチング。1回表、先頭の鈴木将平に左前安打を許すが、その後は丁寧な投球で強力な西武打線を封じ込める。結局7回を投げ被安打1の快投だった。

 涌井の投球に打線が奮起したのは4回裏。8番・太田光の二塁打などで二死満塁のチャンスを作ると、2番・鈴木大地が右前にはじき返し、二者が生還する。続く茂木栄五郎がバックスクリーン右に放り込み、大量5点を先制した。

 楽天はさらに7回裏、満塁からルーキー小深田大翔が走者一掃の二塁打を放つなど6点を追加した。投手陣も涌井の後はJ.T.シャギワ、津留崎大成とつなぎ、完封リレーを完成させた。

 西武先発の今井達也は1日のオリックス戦同様、中盤に突如崩れて試合を作れず。打線もこの日は得点の気配が見られなかった。
 
 試合後、ヒーローインタビューに登場したのは、今年ロッテから楽天に移籍した涌井と鈴木の二人。涌井が「大地が横でずっと声かけてくれたので励まされた」と言えば、鈴木も「ワクさんが投げるときには特別な思いがある。一緒にプレーできて幸せ」と絆を感じさせた。

 涌井はピッチングについて「前回情けなかったので、野手のみんなに恩返しのつもりで投げた」と振り返った。開幕から無傷の4連勝となった要因について「ようやく仙台の空気があってきたかな」とおどけた。

 仙台で10勝3敗と圧倒的な戦績を誇る楽天。地の利を生かして連勝するのか、それとも西武が意地を見せるのか。16日は楽天・弓削隼人、西武・高橋光成の先発で18時試合開始予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

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