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MLB

1位はイチローで決まりだが、2位以降は? 歴代日本人メジャーリーガー活躍度ランキング

筒居一孝(SLUGGER編集部)

2020.07.23

“パイオニア”野茂(左上)に始まり、イチロー(右上)、松井(左下)、そして大谷(右下)……多くの日本人メジャーリーガーが我々を熱狂させてくれた。写真:Getty Images

“パイオニア”野茂(左上)に始まり、イチロー(右上)、松井(左下)、そして大谷(右下)……多くの日本人メジャーリーガーが我々を熱狂させてくれた。写真:Getty Images

 いよいよ現地時間7月23日、2020年のMLBが開幕する。これまで、メジャーリーグでプレーした日本人選手は総勢59人に上る。今回はそんな日本人メジャーリーガーの中から、“ベスト10”を選んでみた。

1位 イチロー(マリナーズほか)
2653試合 3089安打 打率.311 117本塁打 780打点 509盗塁 OPS.757

 トップはイチロー以外にはあり得ない。メジャー1年目の2001年にはいきなり首位打者を獲得する活躍で、史上2人目の新人王&MVPのダブル受賞。その年から史上最長の10年連続シーズン200安打を記録、04年にはシーズン262安打を放って84年ぶりにメジャー記録を更新した。16年にはアジア出身選手では史上初のメジャー通算3000安打も達成。資格1年目での殿堂入りはすでに約束されたも同然で、今後これだけの選手が果たして出てくるのか分からない。

2位 野茂英雄(元ドジャースほか)
323登板 123勝109敗 1976.1回 1918奪三振 防御率4.24

 歴史的意義を考えれば、その功績はイチローに勝るとも劣らない。64年の村上雅則以来、2人目の日本人メジャーリーガーとして95年にデビューすると、いきなりオールスターの先発マウンドに立つ活躍で新人王を受賞。その後もノーヒッターを2度記録し、日本人投手では唯一のメジャー通算100勝を挙げている。アメリカでの殿堂入り資格は1年目で早々に喪失したとはいえ、多くの日本人選手がメジャーに渡るきっかけを作った。
 
3位 松井秀喜(元ヤンキースほか)
1236試合 1253安打 打率.282 175本塁打 760打点 13盗塁 OPS.822

 渡米前年の02年に50本塁打を放ったプロ野球でも史上有数のスラッガーが、MLBでは最高でも年間31本(04年)にとどまったことに、物足りなさを覚えたファンもいるかもしれない。だが、メジャーで年20本塁打以上を記録した日本人選手は松井秀と大谷だけで、松井秀はそれを5回も達成している。もちろん、通算175本塁打は日本人メジャーリーガー最多。09年には日本人初のワールドシリーズMVPを受賞してニューヨークの英雄となった。

4位 ダルビッシュ有(カブス)
170登板 63勝53敗 1051.0回 1299奪三振 防御率3.57

 勝利貢献度を示す総合指標WAR22.4(Baseball Reference版)はイチローに次いで日本人選手歴代2位で、野茂や松井秀をも上回る。レンジャーズでのメジャー1年目から16勝を挙げて新人王投票3位に入り、13年は初登板であと1人で完全試合の快投を見せ、リーグ最多の277奪三振でサイ・ヤング賞投票2位に入った。トミー・ジョン手術で15年は全休したが、昨季までの通算奪三振率11.12はメジャー歴代最高と活躍を続けている。
 

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