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MLB

メジャー開幕戦で全米トレンドを席巻したのは主審!? “驚愕”のストライク判定に「目隠ししてるのか!」と炎上

SLUGGER編集部

2020.07.24

開幕戦の“主役”となった主審のヘルナンデス(右)。その判定は以前から不評だった。(C)Getty Images

開幕戦の“主役”となった主審のヘルナンデス(右)。その判定は以前から不評だった。(C)Getty Images

 23日現地時間、アメリカ・メジャーリーグは当初の予定から約4ヵ月遅れで開幕を迎えた。4大スポーツに先駆けての幕開けとあって、MLBは最初のカードに昨年の世界一、ワシントン・ナショナルズと、世界的名門球団ニューヨーク・ヤンキースの試合を持ってきた。

 待ち焦がれた“球春到来”、しかもいきなり、サイ・ヤング賞3回のマックス・シャーザーと、オフに9年3億2400万ドル(約349億円)でヤンキースに加入したゲリット・コールの投げ合いとあって、両軍のファンならずとも大注目の一戦となったわけだが、果たしてこの試合で最も話題を呼んだのは、「主審」だった。

 この日の主審エンジェル・ヘルナンデスは、1991年からメジャーの審判を務め、ワールドシリーズ2回、オールスターでも3回ジャッジを行ってきた大ベテラン。もっとも、彼の判定はたびたびやり玉に挙げられることが多く、3年前にはイアン・キンズラーに「他の仕事を探したほうがいい」、昨年もCC・サバシアから「頭がおかしい」と批判されたこともあった。

 そして、今年の記念すべき一戦でも“ヘルナンデス節”は全開だった。そもそもメジャーの試合では、ほぼ常にストライクゾーンが画面上に表示されており、一目見てボールが入っているのかいないのかが分かる仕様になっている。果たして、両軍先発が追い込んでから投じた決めた球がストライクゾーンを外れても、ヘルナンデスは「よっしゃー!」と言わんばかりの豪快なポーズを決めて三振を宣言。打者も「嘘だろ!?」と反応したり、しゃがみ込んで落胆する場面がこの日、何度も見られた。
 
 前述したように、メジャーでは一発で「誤審」が分かってしまう。だからこそ、アメリカのツイッタートレンド1位には、今季第1号ホームランを放ったジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)を差し置いて、「Angel Hernandez」が堂々ランクイン。

「ヘルナンデスは目隠ししてジャッジしてる」「だからこいつ嫌いなんだよ」「ロボット審判が必要だね」といった声で埋め尽くされ、この日始球式を務めた、アメリカ連邦公衆衛生当局のトップ、アンソニー・ファウチ博士の暴投シーンを投稿しながら「ヘルナンデスならこれも“ストライク”と判定する(笑)」との声もあった。

 SNS上で大炎上したヘルナンデスだが幸い(?)、試合は雨天5回コールドとなったため、これ以上の失態を演じることなく試合を終えた。彼のような審判を“味がある”と捉えるかどうかは、受け手次第、ということになるだろうか。

構成●SLUGGER編集部

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