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高校野球

「3年生のための大会」で優れた素質を示した明豊の2年生左腕・太田虎次朗。来年は好投手大豊作の予感も

氏原英明

2020.08.12

本塁打を浴びたものの、太田の投球は豊かな将来性を感じさせた。写真:徳原隆元

本塁打を浴びたものの、太田の投球は豊かな将来性を感じさせた。写真:徳原隆元

 3年生のための大会―――。

 今大会のそうした空気を肌に感じながら試合を見ていると、例年以上に選手交代が多いことに至極納得させられる。

 指揮官たちは、なるべく多くの選手を起用することを目指しているのだろう。

 しかし、そんな中で変化を感じた時こそ何かがある。3年生が多く出場する中に2年生が出てきた時などは、指揮官の大いなる期待を感じるものだ。

 大会2日目の第3試合、5回までに県岐阜商を3点をリードした明豊は試合中盤から多くの選手を出場させていた。4回に1番打者に代打を送り、7回裏に4番を下げ、8回表の攻撃ではエースに代打を送った。チームの骨格を変えてしまうくらいだから狙いは全員出場に間違いないのだが、9回、20人目の出場選手として最後のマウンドに上がった投手が2年生だと知ると、特別なものを感じた。
 
 明豊・川崎絢平監督の説明はこうだ。

「(三塁で途中出場した)幸修也が次のキャプテン、最後のマウンドに上がった太田虎次朗はエース候補と考えていて、この雰囲気を味わわせて来年につなげたいという思いで起用しました。大分に帰って、この経験を出してくれたらなと思います」。

 中でも、太田のピッチングには出番こそ少ないが、目を奪われた。

 175センチと身長はそれほど高くないものの、140キロのストレートをバシバシと低めに集めていた。カーブ、スライダーを駆使しながらの投球は、1段階上のレベルだった。ベンチ入り20人のうち18人が3年生という中に入っている理解できるというものだ。

 今大会の面白さの一つに、こうした起用がある。

 勝利が至上命題のトーナメント戦だと思い切った起用ができないが、勝っても負けても次があるわけではないワンマッチの今大会は指揮官に選手起用の幅を与えているのだ。初日の第3試合で、3人の投手を起用した鳥取城北の指揮官・山木博之監督も「いろいろトライができた」と語っていた。
 

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